フーシ派、またも米無人機を撃墜、イスラエルに極超音速ミサイルを発射


Ilya Tsukanov
Sputnik International
10:46 GMT 08.11.2024

イエメンの民兵はガザとの連帯として2023年10月にイスラエルに対するドローンとミサイル攻撃作戦を開始し、紅海とアラビア海の部分的な封鎖や、ますます高度な武器を使った攻撃など、徐々に作戦を拡大してきた。

フーシ派の戦闘員がイエメン北部のアルジャウフ県上空で別のMQ-9リーパードローンを撃墜したと報じられている。金曜日早朝、ソーシャルメディアに投稿された映像には、真夜中に炎上する残骸が空から落ちてきて、地上で大規模な火災が発生し、見物人が無人航空機の残骸を調査する様子が映っている。

米軍はAP通信に対し、映像を見たことを認め、事件を調査中だと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

フーシ派は、2023年11月以降、1機あたり3200万ドルの米国の偵察・攻撃ドローンのうち最大10機を撃墜しており、2017年までさかのぼって米国の損失を数えると13機となる。

​​ミサイル攻撃

別の金曜日、ある情報筋はスプートニクに対し、フーシ派が「イエメンからイスラエル南部のネゲブ砂漠の重要目標に向けて極超音速弾道ミサイル」を発射したと語った。

情報筋はミサイルの特性や目標について詳しく述べなかったが、ネゲブはイスラエルのF-35Iジェット機の艦隊を収容するネバティムや、F-15Iシリーズの航空機の本拠地であるハツェリムなど、イスラエルの最も重要な空軍基地のいくつかの本拠地として知られている。米軍は、ネゲブ地方のハルケレン山頂に、サイト512として知られる極秘のレーダー施設を保有していることでも知られている。

フーシ派は9月、射程距離2,150キロの固体燃料式2段式極超音速ミサイル「パレスチナ2」を発表し、この兵器はマッハ16まで速度を上げられ、ステルス技術を備えていると述べた。昨年、フーシ派がテルアビブに対する作戦を開始して以来、複数のフーシ派ミサイルとドローンがイスラエルの強力な防空網を突破している。フーシ派の能力を「弱体化」させるために定期的に展開している米国、英国、イスラエルの空軍と海軍は、これまでのところ失敗しており、米国だけでも1月以来、同グループに対する作戦に25億ドル以上を費やしている。

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