イスラエル、イラン核施設の攻撃を準備

シリアの出来事が好機をもたらしたと、情報筋がTimes of Israelに語った。

RT
12 Dec, 2024 19:39

イスラエル空軍はイランの核施設に対する「潜在的攻撃」の準備を進めていると、軍当局者がタイムズ・オブ・イスラエルに語った。

西エルサレムは、ジハード主義反政府勢力によるシリアの奇襲占領によってこの地域におけるテヘランの立場が弱まり、イランが核開発計画を加速させる可能性があると考えていると同紙は伝えている。

一方、イスラエルの空爆によりシリアの防空網の大半が破壊され、イランに対する作戦への道が開かれた。

イランは、イランが原爆を求めているというイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の主張とは反対に、核開発計画は平和的で民間のものであると長い間主張してきた。 2015年、世界の核保有国上位5カ国は制裁緩和と引き換えにイランの核活動を監視することでイランと合意したが、米国は2018年にこの合意から一方的に撤退した。

イスラエルは、10月1日のテヘランによるミサイル攻撃後、イランの核施設への攻撃を検討したと報じられたが、その計画は実行されなかった。

ネタニヤフ政権はシリアでの最近の出来事を利用して隣国の軍事力を破壊し、空軍による「史上最大の攻撃作戦」を開始した。今週初め、イスラエルのジェット機はシリア周辺の空港や港、防空・ミサイル施設、軍需産業施設や倉庫など250以上の標的を攻撃した。イスラエル軍はまた、ゴラン高原の緩衝地帯を越えてヘルモン山を占領した。

シリアのバッシャール・アサド政権は先週、ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)過激派によって打倒された。この聖戦主義グループはまだ権力を固めていない。

イスラエルは、アサド政権の追放後、イランは「孤立」しており、この地域におけるもうひとつの主要同盟国であるレバノンを拠点とするヒズボラは、最近のイスラエル国防軍の攻撃により大幅に弱体化したと考えていると報じられている。タイムズ・オブ・イスラエル紙によると、これによりイランは核開発計画を加速させる可能性があり、イスラエルの先制攻撃の好機も生まれる可能性がある。

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