「ロシアは西側を打ち負かしつつある」-マドゥロ・ベネズエラ大統領

ウクライナ紛争はアメリカにとって持続不可能になった、とベネズエラ大統領は語った。

RT
20 Feb, 2024 14:58

ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、ロシアとの戦いにおいて西側諸国がキエフを支援していることについて言及し、ロシアは戦場でアメリカとその同盟国を打ち破っていると述べた。

ロシアとウクライナの紛争は「不道徳な戦争」であり、それはワシントンとその衛星国によってモスクワに押し付けられている、とマドゥロ大統領は月曜日に3時間近く続いた質疑応答の中で述べた。

西側諸国はロシアに対して戦争の舞台を作ろうとしている。

「今日、ロシアは経済的に強くなっている。今日、ロシアは戦場で勝利しており、戦場で西側諸国全体を打ち破っている」と大統領は述べた。

2022年2月の紛争開始以来、ウクライナの主要な支援者であるアメリカにとって、紛争は「持続不可能」になっているとマドゥロ大統領は主張した。

ジョー・バイデン米大統領政権は、キエフへの600億ドルの軍事支援を推進しようとしているが、メキシコとの国境警備のための資金増額を追加援助の条件としたい共和党議員によって、その試みは今のところ頓挫している。

モスクワの国防省によれば、ロシア軍は昨年、西側の支援を受けた反攻を撃退し、ここ数カ月で前線全体の陣地を着実に向上させているという。

先週モスクワは、2014年以来ロシアのドネツク人民共和国の首都への攻撃の中継地となっていた、ドネツク市近郊のウクライナの主要拠点であるアブデーフカの占領を発表した。

マドゥロ大統領の発言は、火曜日未明にカラカスに降り立ったセルゲイ・ラブロフ・ロシア外相のベネズエラ訪問に先立ってなされた。ラブロフ外相はベネズエラ大統領、イバン・ジル・ピント外相と会談する予定である。

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