2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

エングダール『戦争の世紀』第13章「石油地政学の新千年紀」

大石油をワシントンに呼び戻すブッシュクリントン大統領の任期は弾劾スキャンダルと世界最大の金融バブル、ニューヨーク株式市場のデフレで幕を閉じた。数ヶ月のうちに7兆ドル以上の紙くずが消えた。ニューエコノミーの神話は、何百万人ものアメリカ人の年金…

エングダール『戦争の世紀』第5章

第5章 相反する目標:アメリカとイギリスのライバル関係モルガンはイギリスの戦争に資金を提供大英帝国は、1919年のヴェルサイユ会議の審議を経て、見かけ上、世界を支配する超大国となった。しかし、1914年から1918年にかけての実際の戦争遂行中は後景に追…

エングダール『戦争の世紀』第4章

第4章 石油が武器となり、近東が戦場に 破産したイギリスが戦争へ 1914年から18年にかけての世界大戦の秘密としてよく知られているのは、1914年8月前夜、イギリスがドイツ帝国に対して宣戦布告したとき、イギリスの財務省と大英帝国の財政は事実上破綻してい…

エングダール『戦争の世紀』第3章

第三章 石油支配をめぐる世界的な戦いが始まる 英国提督、ランプオイルの先を見る 1882年当時、今日石油として知られている黒く重いスラッジは、1853年にドイツのランプ製造業者ストフワッサーによってベルリンで開発された新しい鉱油ランプを灯すための燃料…

エングダール『戦争の世紀』第1章~第2章

第1章 大英帝国の3本柱 新たな戦略を必要とする帝国世界の石油埋蔵量を確保し支配するための戦いほど、過去100年の歴史を形作った要素は他にない。原料である石油をめぐる政治的・経済的パワーが、主にイギリスと後のアメリカという2つの政府の支配下にある…