「リベラルな世界秩序は破壊されなければならない」-オルバン首相

欧米を支配する価値観が「混沌をもたらした」とハンガリー首相は考える。

RT
25 Apr, 2024 15:53

ハンガリーのオルバン首相は木曜日、西側のリベラルな覇権主義は失敗しており、破壊されなければならないと述べ、早ければ今年中に終わる可能性を示唆した。

ブダペストで開催された保守政治行動会議(CPACハンガリー)で演説したオルバン首相は、既存の「進歩的リベラル覇権主義に基づく世界秩序」を批判し、「指導者にふさわしくない」政治家を数多く生み出し、「美人コンテスト」ですら平和について詳しいと述べた。

彼は、リベラル派の政治家たちが、実際の統治の代わりに「誰もが従わなければならない覇権主義的なイデオロギー統制」を構築し、「国家機関を抑圧の道具に変えている」と非難した。このような勢力は危険な敵であり、その時代は終わろうとしているとオルバンは主張した。

「進歩的リベラル派は危険を察知しており、この時代の終わりは彼らの終わりをも意味する」と首相は主張した。オルバン首相は、EU議会選挙とアメリカ大統領選挙を引き合いに出しながら、彼らの支配は早ければ今年中に克服されると予測した。

ハンガリーの首相は、「旧世界の支持者たちはブリュッセルに居座り、アメリカの政治に口を挟むことは私の仕事ではないが、ワシントンに居座ることも恐れている。これが今年の私たちの活動だ。今年、我々は彼らを追い出そうとする」と述べた。

今年、神の思し召しにより、我々は西洋文明の不名誉な時代を終わらせることができる。リベラルな覇権主義の上に築かれた世界秩序を終わらせることができる。進歩的リベラルの世界精神は失敗した。それは世界に戦争、混乱、不安、経済の破壊をもたらした。

オルバンによれば、新たな世界秩序は真の主権に基づくものであり、各国はグローバルなイデオロギーではなく、実際の国益によって動くことになる。

「主権の時代を到来させ、平和と安全保障を取り戻そう。アメリカを再び偉大にし、ヨーロッパを再び偉大にしよう」と締めくくった。

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