イギリス「与党トーリーが選挙で大敗」

木曜日の地方選挙の結果は「期待外れ」だとスナック首相は述べた。

RT
5 May, 2024 01:58

英国保守党は、ここ数十年で最悪の敗北を喫し、今週のイングランドの地方選挙で500近い議席を失った。リシ・スナック首相は党の敗北を認め、結果を「失望的」と呼んだ。

木曜日に行われた投票では、985議席のうち473議席を失い、12議会の支配権を失った。スカイ・ニュースの集計によると、労働党と自由民主党が主な勝利者となり、労働党は8つの議会と185議席を獲得した。これは1990年代後半以来、トーリー党にとって最悪の結果である。

「保守党にとっては、マーガレット・サッチャーとジョン・メジャーの時代の最後の数年間以来、最悪の地方選挙になったようだ」と、世論調査の専門家で貴族院議員のロバート・ヘイワード氏はニューヨーク・タイムズ紙の引用で述べた。

労働党の政治家クリス・ウェッブは、ブラックプール南部補欠選挙で保守党のデビッド・ジョーンズを破り勝利した。労働党のキア・スターマー党首は記者団に対し、「ブラックプール南部でのこの激震的な勝利は、今日最も重要な結果だ」と述べ、「この勝利は、我々が労働者のためにしっかりと戻ってきたことを示している」と付け加えた。

労働党にとってもうひとつの朗報は、サディク・カーン市長が3期目の再選を果たしたロンドンからもたらされた。「ロンドン市民は、自分たちの街に、より公平で、より安全で、より緑豊かな未来を与えるために投票した」とカーンはX(旧ツイッター)に書き込んだ。

選挙運動の中心は、インフレと生活費の危機、そして住宅事情や各地域のNHSの活動といった地域問題だった。

スナック氏は金曜日に、「保守派の勤勉な議員を失ったことは残念だ」と述べた。同氏は、「目の前の仕事、つまり国中の人々のために仕事を提供することに完全に集中している」と付け加えた。

首相は、2024年後半に予定されている総選挙で有権者が「われわれを支持してくれる」ことを期待していると述べた。

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