プーチン大統領と習主席「北京で会談」

両国外交関係樹立75周年を記念したロシア大統領の2日間の訪問

RT
16 May, 2024 03:10

ロシアのプーチン大統領は木曜日、中国を公式訪問中の習近平国家主席と北京で会談した。プーチンは今月初めに5期目の大統領に就任して以来、初めての外遊である。

両首脳は天安門広場の人民大会堂の外で握手を交わし、軍楽隊による両国の国歌演奏に耳を傾けた。その後、両国の代表団による会談に出発する前に写真撮影に応じた。

プーチン大統領には複数の国務大臣が同行し、二国間の関係深化に向けたプロジェクトの交渉に参加する。

プーチンは訪中前の中国通信社・新華社のインタビューで、両国の「前例のないレベルの戦略的パートナーシップ」を称賛した。

中国外務省も木曜日の声明で、モスクワとの関係は「浮き沈みにもかかわらず力強く成長し、変化する国際情勢の試練に耐えてきた」と称賛した。

「中露関係の着実な発展は...地域と世界全体の平和、安定、繁栄に資する」と同省は付け加えた。

ロシアと中国は、ウクライナ紛争に関して同じような立場をとっている。プーチンは新華社の取材に応じ、北京が「その根本原因と世界的な地政学的意義」を理解していると称賛した。中国は緊張の原因をロシアに求めることを拒否し、代わりにNATOの拡大とワシントンの「冷戦思考」を非難している。

ロシアとウクライナの間の戦闘は2月に3年目に入り、キエフの西側支援国は、「必要な限り」資金と武器でウクライナを支援するという誓約を新たにした。同時に、インド太平洋やその他の地域でも、中国とアメリカの間で緊張が続いている。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は最近、中国を「ロシアの侵略戦争を可能にしている主要国」と評した。

北京は昨年、ウクライナ和平への12項目のロードマップを発表し、外交を強調した。習近平は先月、「われわれは平和と安定の維持を優先し、利己的な利益の追求を控えるべきだ」と述べ、すべての側に「状況を冷静にし、火に油を注ぐようなことはしない」よう求めた。北京はまた、ワシントンの制裁政策と貿易戦争が、世界の舞台で支配的な地位を確保するための努力であるとして、これを否定している。

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