テスラ「来年『ヒューマノイド』ロボットを生産へ」-イーロン・マスク

この電気自動車メーカーは、他社向けの生産を始める前に、まず社内で使用する予定であると、同社の CEO であるイーロン・マスクは述べている。

RT
22 Jul, 2024 18:10

電気自動車メーカーのテスラは、来年度から社内で使用する人型ロボットを導入し、2026年までに本格的な生産を開始する予定であると、同社の最高経営責任者イーロン・マスク氏が明らかにした。

月曜日に X に投稿したマスク氏は、ロボットは同社の工場で「少量生産」される予定だと述べた。また、2026年には「うまくいけば」他社向けの大量生産が可能になるだろうと付け加えた。

この発表は、CEOが4月に「テスラのロボットオプティマスは、今年中に工場での作業が可能になり、2025年末までには販売できる状態になるだろう」と述べた後のことだった。

テスラは来年、社内で使用する低生産の、本当に役に立つ人型ロボットを所有し、2026年には、うまくいけば他社向けの大量生産が可能になるだろう。
— Elon Musk (@elonmusk) 2024年7月22日

テスラは2021年のAI Dayイベントで、人型ロボットの開発計画を発表した。その1年後、同社はバンブルビーと名付けたオプティマスを発表し、その製造コストはテスラの車よりも安く、大量生産される予定だと述べた。

マスク氏は当時、テスラのロボット以前に登場したロボットの多くは「頭脳」が欠けており、単独で自らの世界をナビゲートできるだけの知能を持っていないと述べていた。また、オプティマスは「非常に高性能なロボット」であり、価格は2万ドル以下と手頃な価格帯になると語った。

「オプティマスは5年、10年後には信じられないほど素晴らしいものになるだろう」とマスクは主張した。

ヒューマノイドロボットは、人間の顔や動きを模倣し、人間のように見えるように作られている。

日本のホンダや現代自動車のボストンダイナミクスなど、いくつかの企業が、危険や退屈とみなされる反復作業を行うことにより、特定の業界で起こりうる労働力不足に対応するために、ヒューマノイドロボットに賭けている。

マスク氏は以前、ロボットの販売はテスラの事業において、自動車製造を含む他の分野よりも大きな割合を占める可能性があると述べている。

調査会社マーケットアンドマーケッツによると、2023年には18億ドル規模に達すると予測される世界の人型ロボット市場は、今後5年間で130億ドルを超える規模に急成長すると見られている。

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