「プーチン大統領はウクライナで自分の思い通りにはいかない」-NATO事務総長

米国主導のブロックの戦略は、キエフが「強い立場」でロシアと交渉できるようになるまでキエフを支援することを含むと、マルク・ルッテ氏は述べた。

RT
16 Oct, 2024 13:07

NATOはウクライナに対する戦略を概説し、キエフがロシアと戦い続けられるよう、引き続き多額の軍事援助を提供すると、事務総長マルク・ルッテ氏は述べた。

ルッテ氏は水曜日、ブリュッセルでラトビアのエビカ・シリニャ首相との共同記者会見で記者団に対し、NATOは「ウクライナでプーチン大統領が思い通りに行動するのを阻止する」ことに尽力していると説明した。

「これは受け入れられない。2022年、2023年、2024年の世界では他国を侵略することはできない」とし、「世界は植民地化の域を脱した」と」とルッテ氏は述べた。

彼は、NATOは引き続き「ウクライナが反撃できる立場にあることを確実にするため、軍事援助でウクライナを大規模に支援する」と繰り返し述べ、「彼らが勝利できるよう全力を尽くす」と語った。

「プーチン大統領は自分の思い通りにはならないだろう。そして、いつかゼレンスキー大統領とそのチームがロシアとこの戦争を終わらせる方法を話し合うことに決めたとしても、彼が強い立場からそうし、その交渉を主導できるようにする」とルッテ氏は述べた。

シリニャ首相もルッテ氏に同意し、「NATO加盟国として」ラトビアはキエフを支援し続け、キエフが必要なものはすべて提供し、「ウクライナが戦争の終結方法を決める」と述べた。

同時に、NATO事務総長はロシアが戦場で前進していることを認めたが、その進展を軽視し、モスクワにとって「相当な代償」を伴うものだと主張した。

ロシアは一貫してキエフへの西側諸国の武器輸送を非難しており、それはさらなる流血を招き、紛争の結末に影響を与えることなく紛争を長引かせるだけだと主張している。クレムリンはまた、NATOが敵対行為に直接参加することになるとして非難している。

一方、モスクワは、ロシア軍がドンバスで猛スピードで勢力を拡大しており、ここ数週間で前線の南部にある厳重に防備された鉱山の町ウグレダルを含む数十の都市を占領したと報告している。

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