「米国はダマスカスの聖戦士たちと『直接接触』」-ブリンケン

先週、ハヤト・タハリール・アル・シャムのイスラム主義者たちに支配された反体制派グループがシリアで政権を掌握した。

RT
14 Dec, 2024 23:41

ワシントンは、シリアのアサド大統領の政権を転覆させるのに一役買ったアルカイダとつながりのあるイスラム過激派グループと直接接触を維持していると、米国務長官のアントニー・ブリンケン氏は述べた。

ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)は、12月8日にダマスカスを制圧した武装反体制派の緩やかな連合を率いており、アサド大統領をロシアへの亡命に追い込んだ。HTSは、シリアのアルカイダの分派であるアル=ヌスラ戦線を含む複数の聖戦主義グループの合併により設立された。HTSの最高指導者であるアフメド・アル・シャラー(別名アブ・モハメド・アル・ジュラニ)は、以前はアル=ヌスラを率いていた。

HTSは米国でテロ組織として指定されており、アル・ジュラニ氏の拘束に協力した者には1000万ドルの報奨金が支払われる。

ブリンケン氏は土曜日にヨルダンのアカバで行われた記者会見で、HTSとの接触を認めた。米国が現在ダマスカスで政権を握っているグループと連絡を取っているかどうかを問われたブリンケン氏は、「はい、HTSやその他の関係者と接触しています」と答えた。その後、同氏は「直接的な接触です」と付け加えた。

ブリンケン氏は、米国は新政権が「包括的で代表的な政府を樹立する」ことを望んでいると繰り返し、「すべてのシリア人、つまり少数派や女性を含む人々の権利が尊重されるべきである」と述べた。

さらに、すべての当事者がイスラム国(IS、旧ISIS)やその他のテロリスト集団の復活を阻止すべきであるとし、米国が支援するクルド人主導のシリア民主軍(SDF)を「その任務遂行において重要な役割を果たしている」と評した。

アル・ジュラニ氏は、自身の考え方が変化したと主張し、自らのグループをより穏健な勢力として再ブランディングする努力をしてきた。反体制派が政府軍に対して電撃的な攻勢をかけた際には、キリスト教徒やクルド人を含むシリアの少数民族や宗教的少数派を守ることを約束した。しかし、アサド政権打倒を目指すさまざまなグループが捕虜や民間人を処刑する様子を捉えた不穏な動画が、その後オンライン上に多数出回っている。

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