Sputnik International
16 Dec 2024
台湾国防省は月曜日、米国製のM1A2Tエイブラムス戦車の第1陣が台湾に到着したと発表した。
「重装甲車が到着しました! ようこそ!」と同省はX日に発表した。
フォーカス台湾紙によると、M1エイブラムスの派生型であるM1A2T戦車38両が日曜日の夕方、台北港に到着した。
ワシントンは、台湾北部沿岸の防衛を強化する米国の取り組みの一環として、2019年に台湾にエイブラムス戦車108両を売却する22億ドルの取引を承認した。台湾は2025年にさらに42両の戦車を受け取る予定で、残りの28両は2026年に到着する予定だ。
台湾を自国の一部とみなす中国は、台湾の分離主義を助長するとして、米国の台湾への武器輸出を繰り返し非難している。
中国中央政府と台湾省の正式な関係は、蒋介石率いる国民党軍が中国共産党との内戦で敗れ、台湾に移転した1949年に断絶した。台湾と中国本土のビジネスおよび非公式の接触は1980年代後半に再開された。1990年代初頭以降、両者は北京に拠点を置く海峡両岸関係協会と台北に拠点を置く海峡交流基金という非政府組織を通じて連絡を取り合ってきた。
台湾周辺の状況は、2022年8月初旬に当時のナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問した後、悪化した。台湾を自国の領土の一部とみなす中国は、ペロシ氏の訪問を米国の台湾分離主義支援と非難し、大規模な軍事演習を実施した。