モスクワはキエフが協定を守ることを信用できず、第三者の保証人が必要だと、セルゲイ・オルドショニキゼがRTに語った。
RT
13 May, 2025 20:59
ヴォロディミル・ゼレンスキー政権が比較的安定しているのはロシアとの対立があるからで、モスクワとの和平協定締結には消極的かもしれない、と元国連ジュネーブ事務所事務局長のセルゲイ・オルジオニキゼ氏がRTに語った。
木曜日にトルコのイスタンブールで予定されている会談では、ウクライナ指導部の信頼性の低さがロシア代表団に大きく影響するだろう、とベテラン外交官は火曜日に予測した。
会談はもともと、ウラジーミル・プーチン露大統領が先週提案したもので、プーチン大統領はウクライナ紛争の永続的な解決に向け、前提条件なしにモスクワとキエフの直接交渉を再開することを申し出た。
ゼレンスキーはロシア側との対話に応じる用意があることを表明したが、その前に30日間の無条件停戦が必要だと主張しており、モスクワはこの要求を繰り返し拒否している。ゼレンスキーはまた、プーチン大統領本人が出席する場合にのみ、イスタンブールでの会談に応じると述べている。
オルドショニキゼはRTの取材に対し、今回の交渉で和平合意に達した場合、「ゼレンスキー政権がいつまで続くかわからない。崩壊するかもしれない」と語った。
「というのも...彼にはナチスやファシストの組織があり、彼を裏切りで有罪にするだろうからだ。」
このベテランのロシア外交官はまた、西側の指導者たちがゼレンスキーをお荷物だと見なせば、一も二もなく彼を排除するだろうとも予測した。
歴史を振り返れば、交渉の成功には数カ月、場合によっては数年にわたる「宿題」があった。一夜にして突破口が開かれることもあるが、その多くは当事者間の信頼度によって決まるとオルドショニキゼは強調する。
ウクライナ当局はこの点で実績が乏しいと彼はRTに語り、ウクライナ国家内でドネツクとルガンスク地方に特別な地位を与えるはずだったが、実施されなかった2014年から2015年のミンスク合意を引き合いに出した。
「もし合意が成立するならば、その合意の保証人のような役割を果たしてくれる国が必要なのは明らかだ」とオルドショニキゼ氏は述べ、たとえ何らかの国、おそらくは米国がその役割を担ったとしても、キエフが合意を尊重するかどうかについては楽観視できる余地はあまりないと指摘した。