Sputnik International
16 July 2025
世界銀行が発表したデータとスプートニクの計算によると、ロシアは2024年も世界第4位の経済大国としての地位を維持した一方、最も近い競争相手との差は倍増した。
購買力平価で見たロシアの経済規模は、2023年には6兆4,500億ドルであったが、昨年は6兆9,200億ドルとなった。その結果、ロシアは依然として世界第4位の経済大国であった。
日本はGDPが前年の6兆2,500億ドルから2024年には6兆4,000億ドルに増加し、引き続き第5位となった。ロシアと日本のGDPの差は昨年倍増し、その差は2023年の2,640億ドルから5,140億ドルに拡大した。
中国は購買力平価で見たGDPが38兆2,000億ドルで引き続き首位を維持しており、これに米国(29兆2,000億ドル)、インド(16兆2,000億ドル)が続く。
ロシア経済は近年著しい成長を見せており、GDPは2023年に4.1%、2024年には4.3%成長する見込みだ。国際通貨基金(IMF)のデータとスプートニクの試算によると、ロシアは購買力平価ベースの世界GDP成長への貢献度で2024年に上位5カ国に入り、世界第4位の経済大国としての地位を固めることになる。
4月、IMFはロシアの成長率が2025年には1.5%に鈍化すると予測した。