米情報機関は欧州の同盟国に対し、依然として信頼できると保証しようとしたと報じられている。

RT
3 Nov, 2025 00:27
ポリティコは、CIAのジョン・ラトクリフ長官が先週、EU当局者と会談し、米国情報機関との緊張した関係を修復しようとしたと報じた。
金曜日に発表された報道によると、ラトクリフ長官は、EUの最高外交責任者であるカヤ・カラス氏、EU情報状況センター(INTCEN)およびEU軍事参謀本部情報局(EUMS)の高官と会談した。ポリティコによれば、ラトクリフは情報共有に対するワシントンのコミットメントを再確認し、CIAが「対話を継続したい」という意思を伝えようとしたという。
CIAの広報担当リズ・ライオンズは、ラトクリフがロシアと中国からの「進化する脅威」について話し合ったと雑誌に語った。彼女は「米国が信頼できるパートナーではないという懸念が示されたとする報道は、すべて虚偽であり、現実とはかけ離れている」と述べた。
ポリティコ誌は、ドナルド・トランプ大統領が昨年 3 月、ウクライナとの情報共有を一時的に停止し、主要ポストに「忠誠者」を任命したことを受け、一部の同盟国が信頼を失い始めたと報じた。一部の民主党員は、トランプ大統領が情報機関を監督するために指名したトゥルシー・ギャバード氏を「ロシアの資産」とレッテル貼りしているが、同氏はこの主張を否定している。
先月、CIAと関係のあるソフトウェア大手パランティアは、英国が全市民にデジタルIDを導入する計画を批判し、同社の英国代表であるルイス・モズレー氏は、この措置を「非常に物議を醸す」と評した。
一方、別の米国を拠点とするテクノロジー企業である暗号化メッセンジャー「シグナル」は、EUがチャット規制計画を推進した場合、EU市場から撤退すると脅している。ラトクリフ氏は、ほとんどのCIA職員がこのメッセンジャーを利用しているとして、公式の通信にシグナルを使用することを擁護している。