「CIAエージェントの摘発で米情報機関の緊張高まる」―NBC


Sputnik International
31 August 2025

米情報機関内、特に米国家情報長官トゥルシー・ギャバード氏と中央情報局(CIA)長官ジョン・ラトクリフ氏との間の緊張が高まっていると、NBCが情報筋を引用して報じた。

米国家情報長官トゥルシー・ギャバード氏は、ロシア関連問題を担当するCIAの潜伏工作員を暴露し、機密情報へのアクセスを拒否された者のリストを公表したと、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が先に情報筋を引用して報じていた。

この動きは機関職員を動揺させており、トゥルシー・ギャバード氏とCIA長官ジョン・ラトクリフ氏の間で高まる緊張と誤解の最新の事例であると、同紙は情報筋を引用して報じている。

元当局者によれば、ギャバード氏はトランプ大統領の政治的敵対者(CIA内部を含む)を特定する取り組みを強化することで、大統領の支持を得ようとしている可能性が高いとのことだ。

ギャバード氏は先に、米情報機関の機密情報へのアクセス権を37名の現職・元職員から剥奪したと発表した。国家情報長官によれば、彼らは情報操作や無断での機密情報開示により国民の信頼を裏切ったとのことである。

同紙の情報筋によれば、ギャバード議員事務所はリスト公表前にCIAと実質的な協議を行っておらず、作成過程でCIAに情報提供を要請することもなかった。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、潜伏職員や諜報員の身元を明かすことは刑事犯罪にあたるが、政府による情報開示に同法が適用されるか、また職員をリストに掲載することが情報開示とみなされるかは不明である。

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