Paul Craig Roberts
December 9, 2024
私は無いと思う。 官僚機構があり、オフィスがあり、肩書きのある人がいるが、インテリジェンスはない。
プーチンは、アメリカが訓練し装備したグルジア軍が南オセチアに侵攻しようとしていることを知らず、中国のオリンピックに行った。
プーチンは、アメリカがウクライナ政府を転覆させようとしていることを知らず、ソチオリンピックに行った。
プーチンは、西側諸国がミンスク協定で彼を欺いていることを知らなかった。その結果、プーチンは8年の歳月を費やし、3年前の軍事衝突に巻き込まれた。 それでもロシアは手をこまねいている。 プーチンは攻撃について知らされていないのだろうか? ラブロフはカールソンに、ロシアは西側諸国と戦争していないと言った。
プーチンはアメリカがシリアを転覆させようとしていることを知らなかった。タッカー・カールソンとのインタビューでラブロフ外相は、シリア紛争が再燃したことで、外交的解決策を見つける時間がたっぷりあるかのように語った。彼は、インタビューが終わる頃にはシリアが転覆していることなど全く考えていなかったのだ。
ロシアは、バイデンが明確に伝えたにもかかわらず、ノルドストリーム・パイプラインがアメリカによって爆破されようとしていることにまったく気づいていなかった。
ロシアにとって不利な結果をもたらす差し迫った出来事について、ロシア政府がまったく手がかりを持たないということがあり得るのだろうか?
NKVDやKGBの恐るべき日々は、プーチンやラブロフのようなロシアのリベラル派に、諜報機関は危険で民主主義には不必要だと確信させたのだろうか?
シリアの突然の陥落は、その構図を完全に変えてしまった。アメリカとイスラエルは、ロシアとイランを犠牲にして多大な利益を得た。 イスラエル政府は、イランとヒズボラが大イスラエルに対抗する力を大幅に弱めたという大きな状況変化を見ている。
エルサレム・ポスト紙によると、イスラエル国防軍作戦司令部長のイスラエル・ジブ少将は、シリアの陥落は大イスラエルへの抵抗軸を弱体化させ、ワシントンとトランプ大統領がイランを米国とイスラエルの利益の障害から排除するために活用すべき歴史的な好機をもたらしたと述べた。
2024年は、ワシントンとイスラエルによるパレスチナとシリアの抹殺で終わる。2025年のターゲットはレバノンとイランだ。 もちろんロシアもだ。
シリアの崩壊の早さは、ワシントンが将軍や高官への支払いでシリアの崩壊を買ったのではないかという疑問を投げかける。シリア軍はロシア空軍の支援を得て、前回の攻撃を撃退することに成功した。 しかし今回、軍は陣地から退却し、戦闘を拒否したため、敵の反対勢力に都市を明け渡すことになった。エカテリーナ・ブリノワはここでいくつかの情報を提供している: https://sputnikglobe.com/20241208/why-are-israel-and-the-us-salivating-over-syrias-break-up-1121126981.html