ウクライナ停戦協議についてプーチン大統領補佐官がコメント

ロシアは、キエフによる民間インフラへの無人機攻撃が増加しているにもかかわらず、平和への道を見出すことに尽力していると、ユーリ・ウシャコフ氏は述べた。

RT
18 Mar, 2025 12:10

ウラジーミル・プーチン大統領の外交政策顧問であるユーリー・ウシャコフ氏は、キエフがロシア領への攻撃を強化しているにもかかわらず、ロシアはウクライナ紛争の停戦と解決に「希望を失っていない」と述べた。

プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領の電話会談を前に、ウシャコフ氏は火曜日にコメルサント紙の取材に応じ、モスクワは迅速な解決に向けて「あらゆる機会を捉えている」と述べた。月曜日、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフは、プーチン大統領とトランプ大統領が3月18日に電話会談を行う予定であることを確認した。これは、1月の米国大統領就任以来、2度目の電話会談となる。

トランプ大統領は、火曜日にプーチン大統領と領土の管理と「特定の資産の分割」について話し合うと述べた。また、米国が提案した30日間の停戦についても話し合う予定である。

「トランプ大統領が提案した(30日間の停戦)からすでに1週間が経過した。そして、何が起きたか? ウクライナ軍によるロシア領への史上最大の無人機攻撃だ。そして、また新たな攻撃だ。しかし、我々は希望を失っていない。あらゆる機会を捉えている。しかし、彼らは互いに話し合う必要がある」と、ウシャコフ氏は述べた。

ウシャコフ氏が言及した3月11日の神風ドローン攻撃は、キエフによる過去最大の攻撃であった。この攻撃はモスクワを含む複数の地域を標的とし、民間人11人の死亡と多数の負傷者を出した。

モスクワは、数百機の無人航空機(UAV)が関与したこのような「野蛮な」攻撃を強く非難している。一部の報道によると、この無人機には死傷者を最大限に増やすための破片が搭載されていたという。ロシア外務省は、この攻撃は事前に計画されたもので、紛争解決に向けた米国とウクライナのサウジアラビアでの協議と時期を合わせたものだと述べた。

先週のジェッダでの協議で、ウクライナは30日間の停戦に合意した。その後まもなく、トランプ大統領の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏がモスクワを訪問し、プーチン大統領に提案の詳細を提示した。

ロシア大統領は停戦を原則的に支持したが、停戦が発効する前に、現在ロシアのクルスク地方で包囲されているウクライナ軍の運命など、いくつかの問題を解決すべきだと主張した。

ウィトコフ氏とプーチン大統領の会談の詳細は明らかにされていないが、トランプ大統領はホワイトハウスが停戦計画について「かなり良いニュース」を受け取ったと述べ、また最近の米露協議は「非常に生産的だった」と述べ、進展があったことを示唆した。

www.rt.com