CNNによると、会談は10月に韓国で行われる可能性がある。

RT
7 Sep 2025 08:34
CNNは土曜日、関係筋の話として、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて10月に韓国で会談する可能性があると報じた。これは、両国間の貿易摩擦が激化する中での出来事だ。
トランプ政権の匿名の当局者3人によると、大統領と上級顧問たちはAPEC首脳会議に出席し、加盟国の貿易担当大臣らと会談する「準備をひそかに進めている」という。APEC首脳会議は、10月下旬から11月上旬にかけて韓国の慶州で開催される予定だ。
当局者らは、APEC首脳会議の合間にトランプ大統領と習近平国家主席が「二国間会談について真剣な協議を行っている」ものの、「具体的な計画はない」と付け加えた。
米中間の貿易摩擦は激化している。2025年初頭、トランプ大統領は中国製品に最大145%の関税を課し、中国もこれに呼応して125%の関税を課した。しかし、両国は5月に一時的な関税休戦に合意し、これは11月中旬まで延長された。
スコット・ベッセント米国財務長官は先月、現在の協定は「かなりうまく機能している」と述べ、両国は「非常に良好な協議」を行っており、休戦期限前に再度会談する可能性が高いと付け加えた。
CNNの報道によると、トランプ大統領のこの地域訪問は、2019年以来となる北朝鮮の金正恩委員長との会談の可能性を開く可能性があるという。ただし、金委員長が出席するかどうかは不明だ。米国当局者は同局に対し、習近平国家主席との会談により重点を置いていると述べた。
これは、中国で開催された上海協力機構(SCO)首脳会議の直後に起きた。トランプ大統領はTruth Socialでこの会合についてコメントし、「インドとロシアは、最も深く、最も暗い中国に奪われたようだ」と述べた。また、プーチン大統領と金委員長の会談後、両首脳は米国に対して「陰謀を企てている」と主張した。
クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は米国に対する陰謀の憶測を否定し、トランプ大統領の発言を文字通り受け取るべきではないと示唆した。