ホワイトハウスは、米国大統領がイスラエルによるシリア攻撃に「不意を突かれた」と述べた。
RT
21 Jul, 2025 22:49
ドナルド・トランプ米大統領率いる政権は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を「狂人」と見なし、米国の中東における外交努力を阻害していると、アクシオスが報じた。
イスラエルは先週、シリア南部でドゥルーズ派とベドウィン派の間で血なまぐさい衝突が発生したことを受け、ダマスカスのシリア政府軍と軍本部を空爆した。土曜日に発表された停戦は維持されている模様だ。
シリアのアナス・ハッタブ内相はXに「スワイダ県で数日間の血なまぐさい出来事があった後、治安部隊は北部と西部に展開し、事態の沈静化に成功した」と投稿した。
アクシオスは日曜日、関係筋の話として、停戦にもかかわらず、米国当局はネタニヤフ首相の行動と政策に「著しく警戒を強めている」と報じた。
同メディアはホワイトハウス当局者の発言として、「ビビは狂人のように振舞った。彼は常にあらゆるものを爆撃している。これはトランプ大統領の試みを台無しにしかねない」と報じた。
「大統領は、平和を求め、復興支援のための重要な発表を行った国に爆弾が投下されるのを、テレビで見るのは嫌がる」と当局者は付け加えた。
ホワイトハウス報道官のキャロライン・リービット氏は月曜日、トランプ大統領がシリアへの攻撃と、イスラエルによるガザ唯一のカトリック教会への最近の攻撃の両方に「不意を突かれた」ことを確認した。「どちらの場合も、大統領はすぐに首相に電話をかけ、状況の改善を求めた」とリービット氏は述べた。
ネタニヤフ首相の事務所は木曜日、3人が死亡した聖家族教会への攻撃を「深く遺憾に思う」と表明し、事件の調査を約束した。イスラエル国防軍(IDF)は、シリアへの攻撃はドゥルーズ派住民を残虐行為から守るためだったと述べた。