COL. Douglas Macgregor : Can There Be Peace With Zelensky?
Judge Napolitano - Judging Freedom
Oct 29, 2025
トランプ大統領の訪日と高市首相の対応についての部分のみ、書き起こしします。
ナポリターノ：
ところで、ホワイトハウスの西棟で『ジャッジング・フリーダム』をご覧になっている方がいらっしゃることは承知しております。どなたかは存じ上げませんが、誰かがその任務を任されているのですね。それは光栄なことです。
さて、ワシントンが「ロシアのクレムリンが正当かつ誠実な主権に基づく国家安全保障上の利益を有している」と認識するためには、何が必要でしょうか？
ダグラス・マクレガー：
今朝、トランプ大統領の日本訪問に詳しい方々と話し合ったのですが、私はこう尋ねました。
「なぜ日本の首相が突然、トランプ大統領はノーベル平和賞を受賞すべきだと発言したのか、説明していただけますか？」
すると皆笑ってこう言いました。
日本人を理解しなければなりません。日本人は非常に功利主義的です。彼らは関税引き下げを望んでおり、それを実現しました。また、ロシアとの石油・ガス取引を継続したいと考えており、これも実現しました。ロシアとの条約を締結する予定です。さらに中国とは膨大な規模で取引を行っており、現時点では中国市場の方が米国よりもはるかに重要です。
そこで彼らが決めたのは、「はい、あなたはノーベル平和賞の受賞者にふさわしい」と言うことです。
「ところで、ここで、史上最も高価なゴルフクラブセットを1セット差し上げましょう。きっとお楽しみいただけます。私たちは、あなたを心から愛し、あなたのこれまでの功績を高く評価しています。」
そうして、彼らはドナルド・トランプから望むものをすべて手に入れたのです。
つまり、彼らは、その人物を褒め称え、彼がどれほど素晴らしいかを伝え、素敵な贈り物をすれば、望むものはほとんど何でも手に入る、と理解したのだと思います。
残念ながら、それはウクライナにとっては答えにはなりません。それが答えであればいいのですが、そうすれば、プーチン大統領が賢明であれば、高価なゴルフクラブセットやその他の贈り物を彼に贈って、「ノーベル平和賞に署名します。そして、皆が幸せに暮らせるようにしましょう」と言うでしょう。
そうすればトランプ大統領もきっと喜ぶでしょう。望んでいたイメージ、巨大なメディアイベントを手に入れ、またもや戦争を終結させたスーパーヒーローと自ら宣言できるのです。実際に何かが終わるかどうかはさほど重要ではありません。中東を見れば明らかです。つまり、現状はそういう状況なのではないでしょうか？
ナポリターノ：
つまり、日本人は、そして私は国民性を批判しているわけではありませんが、現在の新しい首相の下での日本政府は、おべっか使いのように振る舞うことを厭わない、とあなたは言っているのですね。
ダグラス・マクレガー：
違います！
ナポリターノ：
私はあなたの言葉を使っています。ドナルド・トランプ氏の耳元で毎日囁いている、ヘグセス、ルビオ、ケロッグ、ゴルカ、その他の人々は、どれほど危険なのでしょうか。
ダグラス・マクレガー：
まず第一に、日本人は直接的な危険性はありません。ただ、彼らが最終的には、私たちが何を言おうと、自分たちの目標を追求するだろうということを覚えておく必要があります。
大統領にとっての問題は、「大統領、あなたは国を救ってくださった。あなたに感謝します。もし大統領がいらっしゃらなかったら、この国は今日、存在すらしていなかったでしょう。大統領のおっしゃる通りです。この国はわずか半年前には死んでいたのに、大統領がそれを生き返らせたのです」といったことを言う人々に囲まれていることです。
トランプ大統領は、こうした言葉を聞くのが好きなのです。公の場でそれを聞くのが好きなのです。そして、こうした閣議の様子をいくつかご覧になると、こうしたナンセンスなことが続いているため、かなりうんざりするでしょう。それはすべて、アメリカ国民のための芝居なのです。
