米国大統領は、一部の減量薬の価格を引き下げる新たな合意を発表した。

RT
6 Nov, 2025 22:03
木曜日、ドナルド・トランプ米大統領の政権メンバーが減量薬に関する新たな合意を発表している最中に、製薬業界の代表者が大統領執務室で倒れた。
その男性は、イベント中にトランプ大統領の背後に立っていたが、突然、膝ががくっと折れたように見えた。メディアによると、当初、その男性はノボ ノルディスク社の幹部、ゴードン・フィンレイ氏と確認された。同社は、オゼンピック、ライベルサス、ウェゴビーを製造している。しかし、ノボ ノルディスク社は後に、その人物はフィンレイ氏ではないと否定した。
この事件を直接目撃したフォックスニュースの記者、ジャッキー・ハインリッヒによると、メディケア・メディケイドサービスセンターの長官であるメフメット・オズ博士が、倒れた幹部を助け、転倒時に頭を打たないよう支えた。記者たちが大統領執務室から退出した後、閣僚たちがその男性の足を持ち上げて支えた。
ホワイトハウス報道官カロライン・リーヴィットは後に「その男性は無事だ」と述べた。
大統領執務室ではその直前に、トランプ大統領がオゼンピックなどの減量薬の価格が「大幅に下がる」と発表していた。記者会見にはノボノルディスクと製薬会社イーライリリーの幹部が出席。両社はGLP-1受容体作動薬と呼ばれる減量薬の価格引き下げで政権と協議を進めている。
製薬会社は、オゼンピック、ウェゴビー、ゼプバウンドといった人気肥満治療薬へのアクセスを、来年開設予定の政府新サイト「トランプRx」を通じて拡大する。経口薬はFDA承認後、月額149ドルから提供開始の見込みだ。注射用GLP-1製剤は、糖尿病などの適応症で利用するメディケア・メディケイド患者に対し、月額245ドルで提供される。