中国「宇宙開発のマイルストーンを達成」

中国初の民間の液体燃料ロケットが日曜日に打ち上げられた。

RT
2023年4月2日

民間のTL-2 Y1ロケットが日曜日に、中国北西部の九泉衛星発射場から初めて打ち上げられ、衛星を軌道に乗せた。2023年には打ち上げが相次ぐ予定で、中国政府は今年、200機以上の宇宙ロケットを配備することを望んでいる。

「TL-2 Y1」は、北京の企業「スペースパイオニア」が開発したキャリアロケットである。日曜日の午後、TL-2 Y1は無事に離陸し、まもなくリモートセンシング衛星を地球上500kmの軌道に乗せたと中国メディアは報じた。

この打ち上げにより、スペースパイオニアは、i-SpaceとGalactic Energyに次いで、中国で3番目に軌道上のミッションを実施した民間企業となった。しかし、固体ロケットよりも難しい液体燃料ロケットを軌道に乗せるのは、スペースパイオニアが初めてである。

中国の民間宇宙開発産業が拡大する中、同国の国営宇宙企業CASCは1月、2023年に60回の宇宙打ち上げミッションを実施し、200以上の宇宙船を軌道に乗せると発表した。これらの打ち上げには、天宮宇宙ステーションへの2回の有人ミッションと、長征6Cキャリアロケットの初飛行が含まれる。

また、同国最大のロケット「長征5号」は、2020年に火星探査機「天文1号」を打ち上げて以来、再び活躍することになる。

中国は昨年64回の打ち上げを実施し、87回の米国に次ぐ2位となった。

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