「セルビア大統領は『NATO主導の対露戦争がEU経済を崩壊させた』と考えている」:タッカー・カールソン

元Foxニュースの司会者がアレクサンダル・ブチッチ大統領と「世界のリセット」について議論した。

RT
2023年8月20日

タッカー・カールソンは、アレクサンダル・ブチッチ大統領とのインタビューのプレビューを公開した。その中で彼は、セルビアの指導者が、自国がほぼ四半世紀前にNATOに空爆されたことを踏まえ、ウクライナで起きていることについて「興味深い視点」を共有していると語った。

カールソンは、自身のX(旧ツイッター)で共有した短いビデオの中で、まだ公開されていないインタビューのためにハンガリーのブダペストにあるセルビア大使館で会談した際に、ブチッチ大統領が話した内容を披露した。

「ウクライナでの戦争、NATO主導の対ロシア戦争がヨーロッパ経済を押しつぶしたというのが、彼が言ったポイントのひとつだ。バイデン政権によるノルド・ストリームの破壊は、直接的にせよ代理人を通じてせよ、ドイツ経済を殺している」とカールソンは説明した。

カールソンは、この状況を「完全に狂っている」と評し、ドイツ経済はヨーロッパ最大の経済であることを指摘した。

ブダペストのセルビア大使館でセルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領と会談しました。以下はその時の様子です。 pic.twitter.com/R4fcTMBTlV
- タッカー・カールソン (@TuckerCarlson) 2023年8月20日

「この戦争は、おそらくロシアという長期的な例外を除いて、すべての人を傷つけており、湾岸諸国、中国、トルコ以外のすべての人に力を与えている」とカールソンは主張し、アメリカ国民が気づいていないような、アメリカや西側から東側への世界的なパワーシフトの進行を「ワールド・リセット」と表現した。

今月初め、ブチッチは、ウクライナが戦場でロシアに勝つための西側の努力はすべて無駄であると述べた。

伝統的にロシアと緊密な関係にあるバルカン半島のこの国は、モスクワとキエフの対立に中立を宣言している。しかし、ヴチッチは何度も、自国政府が西側諸国から対ロシア制裁を導入するよう強い圧力を受けていると述べている。

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