Gilbert Doctorow
June 24, 2024
昨日、クリミアのセヴァストポリで、我々はキエフが、米国が彼らに提供してきたATACMSの頭文字で知られるヴンダーヴァッフェン戦術地上対地300キロ弾道ミサイルをどのように使用しているかを見た。
先週、ワシントンはウクライナ側がこれらの兵器を使用する際の制限をすべて解除したが、それ自体がちょっとした偽情報である。
後者の点は、私の個人的な専門知識に基づいているわけではなく、国営テレビでロシア側が言っていることに基づいている。
なぜテロなのか?というのも、昨日のセバストポリ攻撃の標的は、ロシアの黒海艦隊の母港であるセバストポリであった。そうではなく、晴れた夏の週末、親子連れが屋外で過ごしていた市営のビーチだったのだ。
これらのATACMSはクラスター爆弾を搭載するように構成されており、塹壕にいる野戦兵士に対して使用されることを意図している。今回のケースでは、ウクライナ側はセヴァストポリに向けて5発のATACMSを発射したが、そのうち4発はロシアの防空システムによって撃墜され、5発目は狙い通りシステムを圧倒して目標に到達し、大混乱を引き起こした。
セバストポリ知事事務所からの最新の報告によれば、150人以上の市民が負傷し、中には集中治療室で治療を受けている重傷者もいる。
ロシアのニュース・コメンテーターによれば、この攻撃の目的は、まさにロシアの地元住民、地域住民、国民を恐怖に陥れ、ロシアによる大がかりな報復攻撃を促し、世界から非難され、この戦争が次の段階にエスカレートするように仕向けることだった。最低でも、戦場でのウクライナ軍の破壊から世界の関心をそらすという重大な狙いがあった。ロシア軍が最近導入した、300キロの「ダム爆弾」を操縦可能なグライダー爆弾に作り替えた数百発を毎日使用することで、ウクライナ軍の歩兵2個旅団に相当する兵士が毎日死亡している。
要するに、ウクライナ軍の完全な壊滅に近づけば近づくほど、米国とウクライナの努力は、ロシアの民間人に放たれた恐怖によって、戦場から注意をそらそうと必死になっているのだ。
では、今ロシア側から何が期待できるのか?
これが昨夜のウラジーミル・ソロビヨフのトークショーでの主な話題だった。
まず注目されたのは、ウクライナの都市ハリコフを徹底的に破壊することだった。なぜハリコフなのか?というのも、ウクライナ人はこの都市とその周辺から、隣接するロシア連邦のベルゴロド州の民間人に対し、毎日ミサイル攻撃を仕掛けているからだ。ソロビヨフによれば、これは文明的な方法で行われるべきで、爆弾が落ちる前に街の住民に3日間の避難期間を与える必要がある。
しかし、それだけではない。ロシアで広く注目されているソロビョフは、セヴァストポリへのATACMS攻撃が行われた可能性のあるオデッサと、攻撃を決定したキエフを平地にするよう求めている。
しかし、ソロビヨフは、アメリカがATACMSミサイルを攻撃するために必要な情報を提供するために黒海で飛行させているグローバルホーク偵察機をロシアが撃墜する時が来たと語った。また、北朝鮮との間で新たに締結された相互防衛協定が、アメリカの軍事資産を非対称的に攻撃するために発動されることも強く示唆された。
また、ウクライナ戦争へのF-16の配備が予想より早まり、早ければ今夏になることへの対策も話し合われた。最初のステップは、ウクライナの陣地への攻撃の起点となるロシア国内の飛行場の強化である。これは、駐機中の飛行機をコンクリート製のシェルターで覆うことを意味する。第二に、ウクライナ国外から空軍基地を爆撃する準備をすることである。これは、F-16をウクライナの飛行場までホップ、スキップ、ジャンプさせて、ごく短時間に送り込み、アメリカがウクライナ国内から飛来したと主張するために使われる。モルドバはNATOの外側にありながらウクライナと国境を接し、F-16を地中に格納できるソ連時代の飛行場があり、ロシアの攻撃から一見安全に見えるからだ。
ジェイク・サリバン氏の素晴らしい仕事によって、ウクライナの手がアメリカの武器で好きなようにできるようになり、ヨーロッパは血塗られたフィナーレに大きく近づいた。
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昨日話をした人は、旧ソ連時代にハリコフで5年間勉強した人でした。イスラエルにもロシア人が多く、スーパーなどヘブライ語とロシア語の2か国語併記だという話をしてくれました。