ハンガリーのオルバン首相は、先週のキエフとモスクワ訪問に続き、北京に降り立った。
RT
7 Jul, 2024 22:47
ハンガリーのオルバン首相は、モスクワでロシアのプーチン大統領、キエフでウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談を含む「平和の使者」ツアーの一環として中国に到着した。
ハンガリーの指導者は、空港で出迎えた中国の華春瑩外務副大臣の写真と、月曜日の朝にX(旧ツイッター)に投稿した短い文章で、「ピースミッション3.0北京」と述べ、すでに中国にいることを確認した。
北京訪問の可能性を最初に報じたのはハンガリーのニュースポータル444で、同ポータルは日曜日に、オルバンは「月曜日の未明にアジアの国に到着する予定」だと書いた。
先週、オルバンはキエフを訪れ、モスクワとの停戦協議を検討するよう説得するため、ゼレンスキーと会談した。ハンガリー首相はその後、モスクワへのサプライズ訪問に乗り出したが、彼の事務所によれば、これはオルバンの「平和維持任務」の一環であった。
オルバンとプーチンは、ウクライナ紛争の「最短の出口」を見つけることを目的に、数時間に及ぶ話し合いを行った。しかし、ハンガリーの指導者は、モスクワとキエフが依然として「非常にかけ離れている」ことを認め、ゼレンスキーが自分の提案を「あまり好まなかった」と指摘した。
オルバンの突然のロシア訪問は、キエフとEU首脳の間に激しい怒りを巻き起こしたが、ハンガリー首相は、紛争終結への最も重要なステップのひとつは「接触を確立すること」だと述べ、和平を促進するためにEUの権限は必要ないと主張した。現在EUの輪番議長国を務めるハンガリーは、隣国のスロバキアと並んで、中立を維持し、ウクライナへの武器供与を拒否している数少ないEU加盟国のひとつである。
今回の北京訪問は、ハンガリーがペーター・シジャルト外相とドイツのアンナレーナ・ベアボック外相との会談を「急遽」キャンセルしたことに伴うものだ。