「イランはヒズボラ支援のためにレバノンに軍を派遣しない」-イラン外務省

イラン政府は戦争を恐れておらず、安全で安定した中東を支持している、とナセル・カナーニ報道官は述べた。

RT
30 Sep, 2024 15:05

イランはイスラエルと対峙するためにレバノンやガザに軍隊を派遣しない、とイラン外務省が月曜日に発表した。この声明は、イスラエルがレバノンを拠点とする過激派組織ヒズボラとイエメンのフーシ派に対する攻撃を強化している中で発表された。

イランは戦争を望んでいるわけではなく、戦争を恐れているわけでもなく、安全で安定した中東を支持している、と同省は強調した。

外務省のナセル・カナーニ報道官は、「イラン・イスラム共和国の軍隊を追加で派遣したり、義勇軍を派遣したりする必要はない。」レバノンとパレスチナ地域の戦闘員は、「侵略から自分たちを守る能力と力を持っている」と彼は付け加えた。

ここ数週間、イスラエルはレバノンのヒズボラや、シリア、イエメン、イラクを含む地域の他の過激派グループを標的に激しい空爆を行ってきた。イスラエルの攻撃は、紛争が中東全体を巻き込み、イランとイスラエルの主要な同盟国であるアメリカを引き込むのではないかという懸念を抱かせた。

「それどころか、我々は、彼らが我々の軍隊の助けを必要としていないことを知らされており、確信している」とカナニは記者団に語った。

それにもかかわらず、彼はイスラエルが「イラン国民、軍人、抵抗勢力に対して犯した罪に対して、譴責と処罰なしにとどまることはない」と約束した。

この1週間だけでも、イスラエル国防軍(IDF)はレバノンへの空爆を大幅に強化し、現地の保健当局によれば、1,000人以上が死亡、6,000人以上が負傷した。このエスカレートは、イスラエル軍の空爆の影響を最も受けた地域からの大量脱出も引き起こした。

イスラエル軍はまた、ヒズボラ幹部に対する一連の空爆を実施し、同グループの指導者ハッサン・ナスララを含む彼らの大半を殺害した。

政府のウェブサイトによると、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は月曜日にテヘランにあるヒズボラの事務所を訪れ、ナスララに弔意を表した。

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