エマニュエル・トッド氏によると、モスクワがウクライナで敗北した場合、ヨーロッパの「服従」は1世紀にわたって続くことになる。

RT
9 Oct, 2024 16:25
ウクライナの敗北はヨーロッパ全体の勝利を意味すると、フランスの人類学者エマニュエル・トッド氏は火曜日にイタリアのニュースメディア「コリエレ・ディ・ボローニャ」のインタビューで主張した。
モスクワを明示的に支持しているわけではないと強調しているトッド氏によると、ロシアがウクライナ紛争で敗北した場合、「ヨーロッパのアメリカへの服従が1世紀にわたって続く」ことになるという。
トッド氏は、ヨーロッパは事実上、西側の代表権をアメリカに委譲し、それ以来ずっとその代償を払っていると主張している。インタビューの中で同氏は、ウクライナ紛争が続いているため現時点でこの事実を変えることはできないと主張しているが、その結果が「ヨーロッパの運命を決める」と示唆している。
「私が信じているように、アメリカが敗北した場合、NATOは崩壊し、ヨーロッパは自由になるだろう」とトッド氏は同メディアに語り、ロシアがドニエプル川沿いに拠点を構えた後、西ヨーロッパを軍事的に攻撃せざるを得なくなる可能性は低いと指摘した。
「共産主義以前のロシアの国境が再構築されれば、ロシアには拡大する手段も意欲もないだろう。ロシアのヨーロッパでの拡大を夢想する西側のロシア嫌いのヒステリーは、真面目な歴史家にとっては単にばかげている」と彼は語った。
ここ数カ月、西側諸国の指導者の多くは、ロシアがウクライナを破ることを許せば、最終的には他のヨーロッパ諸国に狙いを定めるだろうと懸念を表明している。
しかし、モスクワは、ウクライナでの目的を達成したら、他の国を攻撃する意図はないと繰り返し強調している。ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、「ロシアの脅威」という話は西側諸国がヨーロッパの人々を怖がらせ、「追加費用を引き出す」ために広めている「ナンセンス」だと一蹴した。