「イスラエル、極超音速ミサイルで攻撃を受ける」ーイラン

革命防衛隊は、最新鋭のファタハ2ロケットを使用して防空網を回避したと主張した。

RT
1 Oct, 2024 16:39

イスラム革命防衛隊(IRGC)は、火曜日にイスラエルに対して行った攻撃で、イランが初めて極超音速ミサイルを使用したと発表した。

IRGCは、イスラエルが最近ハマスとヒズボラの指導者、およびレバノンにいたイラン軍将校を殺害したことへの報復として、ミサイルを数回に分けて発射したと発表した。

ファタハ2型極超音速ミサイルが、イスラエルのレーダーを回避して攻撃に使用されたと、イランのメディアは火曜日の夜、IRGCの発表を引用して報じた。

IRGCは、「オネスト・プロミス2作戦」で使用されたミサイルの80~90%が標的に命中したと主張し、その中にはテルアビブ近郊のテルノフ空軍基地やガザ近郊のネツァリム地区も含まれており、「多数のイスラエル戦車」が破壊されたと発表した。

また、イランは、ベエルシェバと死海の中間地点にあるネバティム空軍基地のイスラエルF-35戦闘機数機を破壊したと主張した。

イスラエル国防軍(IDF)は飛来したミサイルの数を180と推定し、「数発の命中」があったことを認めた。IDFによると、ミサイルの大半は迎撃に成功した。地上での死者は、ヨルダン川西岸のジェリコ付近でミサイルの破片が落下して死亡したパレスチナ人男性1人だけである。

火曜日の攻撃は、イランによる史上初の攻撃であった4月の攻撃よりも規模と範囲が大きかった。4月の攻撃では、ダマスカスのイラン領事館に対する空爆への報復として、多数の弾道ミサイルと無人機がイスラエルを攻撃した。

極超音速ミサイルは音速の5倍から25倍の速度で飛ぶ。イランは昨年6月、同国初の極超音速ミサイル「ファッタハ1」を公開した。ファッタハ2は11月に公開された。いずれも実戦で使用されたことはない。

テヘランによると、ミサイル攻撃は、7月にテヘランで暗殺されたパレスチナ武装組織ハマスの政治的指導者イスマイル・ハニヤ氏への報復である。また、イランは先週レバノンで起きたヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ氏と革命防衛隊のアッバス・ニルフォロシャン少将の殺害についても言及した。

イスラエルは報復を誓い、イランはさらなる攻撃にはさらなる武力で対抗すると警告している。

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