カザンで開催されている3日間の国際フォーラムには、30か国以上から政府高官や国家元首を含む約2万人が参加する。
RT
22 Oct, 2024 05:21
ロシア、インド、中国、南アフリカ、アラブ首長国連邦、エジプトの首脳と国連事務総長が、第16回BRICSサミットのためロシアのカザン市に集まった。BRICSのパートナー候補国も多数参加したこのイベントは、西側諸国への冷遇であり、ロシアがウクライナ関連の制裁で孤立していないことを示すシグナルであると広く見られている。
3日間のサミットのプログラムには、世界経済が直面する課題、戦略的経済安全保障、グローバル・サウスの発展と多国間主義、ウクライナ紛争や中東紛争などの地政学的問題など、主要な世界的問題についての外交協議と高官級の二国間協議が含まれている。また、相互貿易や脱ドル化などの問題や、BRICSのさらなる拡大計画も議題の上位に挙げられており、30か国近くが正式にグループに加盟するか、協力を深めることに関心を示している。
現在のBRICS加盟国は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エチオピア、エジプト、イラン、アラブ首長国連邦である。サウジアラビアはまだ加盟の招待を批准していない。
世界の金融機関の推計によると、BRICS加盟国は世界人口の約46%、世界のGDPの36%以上を占めている。同グループはカザンサミットで新加盟国を発表し、新たな「パートナー国」の地位の確立を確定させるとみられている。
ロシアのプーチン大統領は火曜日、インドのナレンドラ・モディ首相、中国の習近平国家主席、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領、エジプトのアブデルファッターフ・エルシーシ大統領との会談を含むBRICS各国首脳との高官級会談を数回行った。プーチン大統領は10月24日のサミット閉幕前に他の出席者と会談する予定で、他のBRICS加盟国との二国間会談も予定されている。