同紙の報道は「現実とはまったく一致しない」と報道官のドミトリー・ペスコフ氏は述べた。
RT
11 Nov, 2024 09:14
次期米大統領ドナルド・トランプ氏とロシアのウラジミール・プーチン大統領はウクライナ紛争について電話で会談していないと、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が述べた。
ワシントン・ポスト紙は日曜、トランプ氏が米大統領として新たな任期を勝ち取った後、ウクライナ危機を沈静化させる方法についての自身のビジョンを話し合うためプーチン氏に電話したと報じた。ペスコフ報道官は月曜、この記事は「一部の信頼できるメディアが発信する情報の質を示す鮮明な例」だと述べた。
「これは全く現実に即していない。これは全くのフィクションだ。この情報は完全に虚偽だ」と報道陣に語った。
キエフは以前、ワシントン・ポスト紙の記事でウクライナ政府が電話会談について事前に知らされ、米ロの交渉に同意したという主張を否定した。
「ウクライナ側が疑惑の電話会談について事前に知らされていたという報道は虚偽だ」とウクライナ外務省報道官は日曜、ロイター通信に語った。
トランプ氏は選挙運動中、米国の有権者が大統領の2期目を認めれば、ウクライナ紛争を「24時間以内」に終わらせることができると主張していた。報道によると、トランプ氏はウクライナに対する米国の軍事援助と財政援助を活用して、モスクワとキエフの双方に妥協を迫るつもりだという。
現在戦場で優位に立っているロシアは、ウクライナ紛争の根本原因に対処する結果のみを受け入れると述べている。モスクワによると、その根本原因には、NATOの欧州拡大とキエフのロシア系に対する差別政策が含まれる。
ワシントン・ポスト紙は、匿名を条件に話した「この件に詳しい」情報筋の話に基づき、トランプ氏とプーチン大統領の電話会談を報じた。