パリの抗議デモ参加者、マクロン大統領の辞任を要求

財政赤字の中、マクロン大統領の支持率は過去最低に落ち込んだ。

RT
6 Sep, 2025 22:35

土曜日、数千人がパリでデモ行進を行い、エマニュエル・マクロン大統領の辞任とフランスのEU離脱を訴えた。

マクロン大統領の支持率は、財政赤字の悪化と政府の財政政策への不満の高まりを受け、2017年の就任以来最低水準に落ち込んだ。

フィガロ紙の依頼で実施され、水曜日に発表された世論調査によると、フランス国民の約80%がマクロン大統領を信頼していないと回答した。

2年足らずで5人目の首相に就任したフランソワ・バイルー首相への信頼も、過去最低に落ち込んだ。

デモ参加者は「マクロンを止めよう、戦争を止めよう」と書かれたプラカードや、「ブレグジット」をもじったフランス語の「Frexit」と書かれたプラカードを掲げた。

この集会は、元国民連合の政治家フロリアン・フィリポ氏と、彼が率いるユーロ懐疑派政党「愛国者」によって主催された。同党はウクライナへの武器供与に反対し、ロシアとの更なる緊張激化を警告している。

左派活動家と労働組合は、水曜日に「すべてを阻止しよう」というスローガンの下、それぞれストライキと抗議活動を計画している。

バイルー首相は、自身の予算案への支持を求めており、月曜日に不信任決議に臨む。フランスはGDP比5.8%というEUの3%制限のほぼ2倍にあたる財政赤字に苦しんでいる。バイルー首相の予算案には、公共部門の雇用、福祉プログラム、年金の削減が含まれており、野党はこれを社会保障よりも軍事費を優先する措置だと非難している。

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