米国が提案した休戦は現地時間午前4時に開始される。
RT
26 Nov, 2024 20:55
米国のバイデン大統領は、イスラエルとヒズボラがワシントンの恒久停戦提案に同意したことを発表した。現地時間水曜日の午前4時に開始する。
イスラエルとレバノン南部を拠点とするシーア派武装組織ヒズボラとの間の戦闘は9月に激化し、イスラエル国防軍は一連の空爆を開始し、その後地上部隊を展開した。
火曜日、ホワイトハウスのローズガーデンで演説したバイデン氏は「私は今、イスラエルとレバノンの首相と話をしたところだ。私は、両国政府が米国の提案を受け入れ、イスラエルとヒズボラの間の壊滅的な紛争を終結させることを発表できることを嬉しく思う」と述べた。
米国大統領はさらに、停戦は「恒久的な敵対行為の停止」を目的としていると付け加えた。
休戦協定の条件により、今後60日間にわたりレバノン軍と警察がイスラエルとの国境に配備され、南部の隣国は「徐々に残存する軍と民間人を撤退させる」ことになる、とバイデン氏は述べた。また、ヒズボラと「その他のテロ組織の進入は認められない」と付け加えた。
発表の数時間前、イスラエルの戦闘機がベイルートやその他のレバノン都市を空爆し、ヒズボラはイスラエルのガリラヤ地方にロケット弾を発射した。
イスラエル政府は、米国の提案を圧倒的多数で承認した。反対したのは大臣1名のみだったと、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は述べた。ただし、西エルサレムは「自国の安全に対するあらゆる脅威に対して行動する権利を維持する」と付け加えた。
バイデン大統領はローズガーデンでの演説で、ガザ地区での停戦をハマスに呼びかけた。
「ハマスには選択の余地がある。彼らに残された唯一の道は、アメリカ市民を含む人質を解放し、その過程で戦闘を終結させることだ。そうすれば、人道支援の急増が可能になるだろう」と彼は述べた。
イスラエルは、2023年10月7日の襲撃作戦で1,100人以上のイスラエル人が死亡し、推定250人が捕虜となったことを受け、ガザ地区を拠点とするパレスチナ人グループに宣戦布告した。