ロシア大佐は、一連の空爆で400人以上のテロリストが死亡したと述べた。
RT
29 Nov, 2024 15:23
ロシア軍は、シリアとロシア軍がアレッポとイドリブの都市付近で一連の空爆を行い、400人以上のジハード主義者を殺害したと発表した。テロリストらは水曜日、政府軍に対する奇襲反撃を開始した。
死者数は、シリアのロシア和解センター副所長オレグ・イグナティウク大佐によって金曜日に発表された。イグナティウク大佐の発表は、ロシアとシリアの軍用機がイドリブ県とアレッポ県の数十か所でテロリストの標的を爆撃したとシリアのメディアが報じた後に行われた。
シリア・アラブ軍は、攻撃によりジハード主義者らに壊滅的な損害が生じたと主張した。
かつてはヌスラ戦線として知られていたテロ組織「ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)」と同盟民兵組織は水曜日、シリア北部の政府支配地域を攻撃し、2020年にロシアとトルコが結んだ脆弱な停戦を破った。
米国から間接的に武装し、トルコの支援を受けたとされるヌスラ戦線は、シリア戦争中にバッシャール・アサド政権に反対した主要派閥の1つだった。ロシアは2015年に紛争に介入し、アサドがヌスラ戦線、イスラム国(IS、旧ISIS)、そしてワシントンが「穏健派反政府勢力」とみなす米国支援の武装集団から国土の大部分を奪還するのを支援した。
トルコの通信社アナドルが金曜日に報じたところによると、ジハード主義者らは、木曜日にアレッポ市郊外まで到達し、約400平方キロメートルの領土を占領したと主張している。また、シリア軍から重火器やその他の軍事装備品を奪取したとも主張している。
空爆のニュースが報じられると、ベイルートを拠点とするテレビ局アル・マヤディーンが、シリア軍がジハード主義者らを一部地域で撤退させたと報じた。
クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフは金曜日、記者団に対し、モスクワはテロ攻撃を「この地域におけるシリアの主権に対する攻撃」とみなしており、「シリア当局ができるだけ早く秩序を回復することを望んでいる」と述べた。