オラフ・ショルツ独首相に対するウクライナ大統領の厳しい批判について、マルク・ルッテ氏が強く非難したと報じられている。
RT
23 Dec, 2024 12:21
NATO事務総長のマーク・ルッテ氏は、西側メディアの報道によると、ヴォロディミル・ゼレンスキー氏がドイツのオラフ・ショルツ首相を厳しく批判したことは不当だと述べた。同氏はウクライナの指導者に対し、ショルツ氏を批判するのをやめるよう求めたと報じられている。
先月、ゼレンスキー氏はドイツ首相がロシアのウラジミール・プーチン大統領と電話会談したことを激しく非難し、この電話会談がモスクワを外交的に孤立させる取り組みを台無しにしたと不満を述べた。
ルッテ氏は月曜日、DPAに対し、「私はゼレンスキー氏にオラフ・ショルツ氏を批判するのをやめるよう何度も伝えてきた。なぜなら、それは不公平だと思うからだ」と語った。
ゼレンスキー氏は以前、ドイツ製のタウルス巡航ミサイルをキエフに提供することを拒否したショルツ氏を激しく非難し、ロシアからの脅威があった場合に備えて、同ミサイルをベルリンが独自に使用するために保持したいと示唆していた。ショルツ氏は、ウクライナ紛争をエスカレートさせ、ドイツをロシアとの直接対決に引きずり込むことは望んでいないと述べて、この決定を説明した。
ルッテ氏は、ショルツ氏とは異なり、ウクライナにタウルス巡航ミサイルを供給するが、その使用にいかなる制限も設けないと付け加えたと報じられている。
「一般的に、我々は、そのような能力がウクライナにとって非常に重要であることを知っている」とルッテ氏は述べ、同盟国がどのような武器を供給するべきかを決めるのは自分の責任ではないと強調した。
モスクワは、西側諸国の援助はロシア軍が軍事作戦の目的を達成するのを阻止することも、紛争の最終結果を変えることもできないと一貫して主張している。クレムリンは、キエフを支援することで西側諸国は紛争を長引かせているだけだと主張している。