米国「ウイルスの変異を探索し新たなパンデミックに備える」-ロシア国防総省

ホワイトハウスは7月、国家安全保障会議の大統領特別補佐官兼グローバル・ヘルス・セキュリティ&バイオセキュリティ担当上級ディレクターであるポール・フリードリックス退役空軍少将が率いる「パンデミック対策・対応政策室」を設置した。

Sputnik Global
2023年8月16日

ロシア軍の放射線・化学・生物学的防衛部門の責任者であるイーゴリ・キリロフ中将は水曜日に語った。

「この部門の優先分野には、ウイルスやその遺伝子組み換えを阻止するためのワクチンや薬剤の開発、生物生産における先端技術の導入などが含まれる。このように、米国は、2019年にそうであったように、ウイルスの突然変異の検索を実施することにより、新たなパンデミックに備え始めた」とキリロフは記者団に語った。

米国は、いわゆる防御的なバイオテクノロジーを攻撃的な目的に使用することもできるし、生物学的な危機的状況を作り出すことによって、世界的な管理の目的に使用することもできる、と同高官は付け加えた。

米陸軍感染症研究所は、国防総省の生物兵器プログラムにおいて主導的な役割を果たす予定である、とキリロフ氏は明らかにした。

同研究所は、生物兵器開発施設をベースにフォート・デトリックに設立されたもので、世界的な生物兵器管理システムの重要な一翼を担っている。

ウクライナでの特別作戦で発見された文書から、この研究所が世界の様々な地域で危険な病原体の収集に関与していることが確認された、とキリロフ氏は語った。

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