中国が台湾に警告-「米国主導の分離追求には軍事的リスクがつきまとう」


Sputnik International
28 February 2024

中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は水曜日、米国の助けを借りて独立を達成しようとする台湾政権の新兵器は、台湾海峡に軍事的危険をもたらすと述べた。

先週、米国務省は、台湾が要求した7500万ドル相当の通信防衛設備の売却の可能性を承認した。

「台湾民進党政府がアメリカや武器に頼って独立しようとすることは、台湾海峡地域に軍事的な危険をもたらし、台湾同胞を危険な立場に追い込むだけだ」と朱氏は記者会見で語った。

中国は米国に対し、一つの中国原則と3つの中米共同コミュニケの条件を遵守し、台湾への武器売却を止めるよう求めている。

「我々は、米国が台湾地域に武器を売却することに強く反対しており、この立場は一貫して明確である」と朱報道官は述べた。

米国防総省は2月初め、レイセオン防衛産業と台湾への空対地ミサイル50発の製造・納入に関して、6800万ドル以上の契約を結んだと発表した。この契約は2028年3月に完了する予定だ。

2022年8月、ナンシー・ペロシ米下院議長(当時)が北京の警告にもかかわらず台湾を訪問し、米中間の緊張が高まった。北京はペロシの訪問を分離主義を支持するジェスチャーとみなし非難し、台湾近辺で大規模な軍事演習を開始した。

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