中国「台湾総統選挙を前に『台湾独立』弾圧を宣言」

北京、台湾との「完全統一」目標を改めて表明

RT
13 Jan, 2024 03:18

中国軍は、台湾が正式に独立を宣言するいかなる試みも「粉砕」すると警告し、米国の武器売却を含め、台湾との統一を止めるものは何もないと述べた。

台湾総統選挙を1日後に控えた金曜日の記者会見で、中国国防部の張暁剛報道官は、北京政府は台湾の独立を阻止するために全力を尽くすと述べた。

「中国人民解放軍は常に厳戒態勢を維持しており、いかなる形の『台湾独立』分離主義的陰謀も断固として粉砕し、国家主権と領土保全を断固として守るために必要なあらゆる措置をとる」と述べた。

台湾が米国製F16戦闘機の近代化を進めていることについて質問された張氏は、いくら外国から武器を買っても「祖国の完全統一の流れを止めることはできない」と述べた。

北京は、台湾が独立を宣言するいかなる試みに対しても繰り返し警告を発してきた。台北は1949年以来自国を統治しているが、米国を含め、台湾を独立国家として承認している国はほとんどない。

しかし、ワシントンは台湾との非公式な外交・安全保障関係を維持し、近年は数十億ドル規模の軍事売却を相次いで承認しており、繰り返し中国の怒りを買っている。

北京は台湾との平和的統一を目指すと強調する一方で、習近平国家主席は必要であれば軍事行動も辞さないと警告している。

台湾では土曜日に投票が行われるため、アメリカ政府は週末に「非公式代表団」を台北に派遣し、「台湾の新政権に関与し、この地域におけるアメリカの政策を伝える」予定だとAP通信は報じている。

これに対して北京は、ワシントンに「米中関係に深刻なダメージを与えないよう、いかなる形であれ台湾地域の選挙への介入を控える」よう求めている。

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