「イーロン・マスクは宇宙人について正しいかもしれない」-ロスコスモス総裁

ロスコスモスのユーリ・ボリソフ総裁は、スペースXの創設者は自分の言っていることを理解していると述べた。

RT
8 May, 2024 17:25

ロスコスモスのユーリー・ボリソフ総裁は、地球外文明に関するスペースX社のイーロン・マスクの意見には何かあるかもしれないと述べた。

月曜日にロサンゼルスで開催されたミルケン研究所の会議で、マスク氏は、宇宙探査機がいずれ宇宙で古代文明の残骸を発見する可能性があると推測した。

「マスク氏はこの分野の権威であり、信じるべきだろう」とボリソフ氏は火曜日にタス通信に語った。

NASAがアメリカの宇宙プロジェクトの大部分をマスク氏の民間企業に委任し始めたため、ロスコスモスは近年スペースXと友好的なライバル関係にある。

アポロ(計画)が有人宇宙探査の「高水準」ではないことを確認したい、とマスクは月曜日のミルケン研究所のイベントで主張した。

人類が「多惑星文明」になる必要性についての彼の長期にわたる主張を説明し、マスク氏は、そうできない種族は基本的に絶滅するのを待つだけだと主張した。

「私たちは、単一惑星文明であるというフェルミ・フィルターを乗り越えたいのです。探査機を送り込めば、遠い昔に滅びた異星文明の遺跡が見つかるかもしれない」とマスク氏は付け加えた。

しかしマスクは、宇宙人が地球を訪れているかもしれない、あるいは人類と共存しているかもしれないという考えは、ハリウッドの話だと一蹴した。

「スペースXのスターリンクシステムにはおよそ6,000基の衛星があり、『UFOを回避しなければならなかったことは一度もない。』このように異星人の訪問がないことは、実は「文明が不安定で稀である」ことを示唆している」と彼は付け加えた。

マスクは、2050年までに火星を植民地化し、今後10年間で1,000隻の宇宙船を建造する計画をたびたび語っている。

ボリソフは2022年7月にロスコスモスを引き継ぎ、それ以前は国防・宇宙産業担当副首相を務めていた。マスクが火星到達に執念を燃やす一方で、ボリソフはより重いロケットブースターを開発し、老朽化したISSに代わるロシアの宇宙ステーションを建設するというロスコスモスの取り組みの先頭に立っている。

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