北京を批判する主要人物が率いる米国代表団が台湾を訪問し、米国による台湾支持を改めて表明した。
RT
23 February 2024
中国は、アメリカの議員団が台湾の蔡英文総統と会談した後、アメリカに対して台湾問題へのあらゆる「干渉」をやめるよう求めた。
中国外務省の毛寧報道官は、5人のアメリカ代表が木曜日に台湾を訪問したことについて質問され、「台湾問題の極めて複雑で繊細な問題」を考慮するようワシントンに求めた。
「中国は米国と台湾当局とのいかなる公式の交流にも反対であり、いかなる形であれ、いかなる口実であれ、米国による台湾問題への干渉を拒否する」と毛寧報道官は述べた。
共和党のマイク・ギャラガー下院議員(主要な北京タカ派であり、下院中国特別委員会の委員長)が率いる代表団は、木曜日遅くに蔡英文総統や他の高官と会談し、週末にはさらなる会談が予定されている。
ギャラガー氏は記者会見で、「民主党も共和党も、アメリカは台湾とともに、台湾の自由のために、そして台湾のために立ち上がる」と述べた。蔡英文総統はこれに対し、台北は「国際的なパートナーシップを前進させ、世界と関わっていく」と述べた。
議員たちの訪問は、台湾と北京の緊張が高まるなかでの出来事である。先週、台湾の沿岸警備隊が、不法侵入の嫌疑をかけられた2人組の漁師のスピードボートを追跡した。中国当局は、台湾が「暴力的で危険な方法」を使ったと述べた。
北京は、自治権を持つ台湾を中国の主権領土の一部とみなしており、正式に独立を宣言するいかなる試みに対しても繰り返し警告を発してきた。台湾は1949年以来自力で統治しているが、アメリカを含む大多数の国は台湾を独立国家として認めていない。
しかし、ワシントンは台北と非公式な外交・安全保障関係を維持しており、近年は数十億ドル相当の軍事売却を次々と承認し、繰り返し中国の怒りを買ってきた。今週初め、米国務省は7500万ドルの先進的な通信・兵站機器の取引を承認し、否定的な反応を促した。
毛寧報道官は記者団に対し、提案された移転は「中国の主権と安全保障上の利益を損なう」恐れがあり、「中米関係と台湾海峡の平和と安定に害を及ぼす」と述べた。