イスラエルへの攻撃は「前例のない残酷さ」-プーチン大統領

同時に、イスラエルはハマスに対しても「かなり残忍な方法」を用いている、とロシア大統領は述べた。

RT
13 Oct, 2023 17:48

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は金曜日、記者団に対し、イスラエルとパレスチナの過激派組織ハマスが互いに「残忍さ」と「残酷さ」を示していると述べた。プーチン大統領は両当事者に対し、代わりに「民間人のこと」を優先的に考えるよう促した。

プーチン大統領は、2日間のキルギス訪問を締めくくる記者会見の後、イスラエルへの攻撃を非難し、ハマスが見せた並外れた「残酷さ」を訴えた。

「イスラエルはもちろん、歴史上一度も起きたことのない前例のない攻撃に直面した。私たちは物事をありのままに言わなければならない」と述べた。

同時に、イスラエルは大規模な攻撃に「非常に残忍な方法で」対応したとプーチンは指摘し、「双方にあらゆる恨みがある」にもかかわらず、双方に「民間人のことを考える」よう促した。

ロシア大統領は、ガザを全面的に封鎖することに警告を発し、パレスチナの飛び地に対するこのやり方は「容認できない」と述べた。

「200万人以上の人々がそこに住んでいる。ところで、誰もがハマス支持というわけではない。しかし、女性や子どもを含め、誰もが苦しまなければならない。もちろん、これに同意する人はほとんどいないだろう」と大統領は主張した。

プーチンは、イスラエルとハマスの対立は交渉によってのみ解決され、国連決議、すなわち独立したパレスチナの創設を遵守するというロシアの立場を繰り返した。モスクワは、アラブ諸国やイスラエルとの緊密な関係を生かし、紛争を調停する用意があるとプーチンは付け加えた。

「過去15年間、イスラエルとは非常に良好な関係を築いてきたし、パレスチナとも伝統的な関係を築いてきた。したがって、私たちが誰かと介入したがっていると疑う人はいないだろう。しかしもちろん、誰かが私たちの仲介を必要としている場合に限られる。これは常に当事者間の合意に基づいてのみ行われる」と彼は締めくくった。

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