ロシア大統領、BRICSは多極化する世界の形成に不可欠と語る
RT
16 Oct, 2023 12:25
BRICS諸国は、人口の購買力平価(PPP)でG7諸国を追い抜いたと、ロシアのプーチン大統領が月曜日、中国メディアグループのインタビューで語った。
「BRICSについては、(8月に)ヨハネスブルグで開催されたサミットの時点で、G7諸国とBRICS諸国の経済規模の比率は、購買力平価の点ですでにBRICSが上回っていた」とプーチン大統領は語った。
BRICSは現在、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されているが、1月にはアルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、UAEが加わる。
G7は、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、日本からなる先進国クラブである。
プーチンによれば、BRICSの拡大は、歴史的に欧米主導の国際機関に代わるものとして自らを位置づけてきたBRICSにとって有益なことだという。
ロシアの指導者はさらに、この動きは現在進行中の新しい多極化世界の形成を明確に反映していると主張した。
「これは、BRICSに参加するすべての国が、多極化した世界を形成するというアイデアとコンセプトを支持していることを意味する。」
今年初め、英国の経済調査会社エイコーン・マクロ・コンサルティングは、BRICS加盟国のPPPベースの国内総生産(GDP)がG7を上回ったと報告した。
アナリストによると、BRICS5カ国は世界のGDPの約31.5%を占め、G7は30.7%だった。