ギルバート・ドクトロウ「スターマー、ロシアでのストームシャドウ使用に関するキエフへの許可について後退」


Gilbert Doctorow
September 13, 2024

スターマー首相、ロシアでのストームシャドウ使用に関するキエフへの許可を撤回

今日の午後に放送された『グレート・ゲーム』で、 司会のヴィアチェスラフ・ニコノフが、イギリス首相が最近、ロシアの中心部に対する精密長距離ミサイル「ストームシャドー」の無制限使用を許可する用意がある、と大胆かつかなり愚かな主張をしたことについて、ロシア語の巧みな韻を踏んだ表現を用いて、今日の後退を表現した:

つまり 『Я не трус но я боюсь』 これは韻を踏んでいない英語に訳すと、『私は臆病者ではないが、恐れている』という意味になる。

重要なのは、このような『許可』は、ロシアがNATOをロシアとの戦争においてウクライナと共闘する立場に置くとみなすという、昨日のウラジーミル・プーチンの明確な発言による明らかな救いの効果である。この条件下では、ロシア大統領は、ウクライナが自国を攻撃する脅威の度合いに応じて報復することになる。これが何を意味するかは、ジョー・バイデンとキーア・スターマーに宛てられたものである。

スターマーがワシントンに到着する前に、バイデンはキエフがロシア国内で高精度の攻撃兵器を使用することを、追って通知があるまでアメリカは禁じているが、イギリスが使用することには従順であると繰り返し述べていたことはすでに知っていた。今、スターマーは、アメリカが彼を馬鹿にしていることを理解したようだ。だから彼もまた、キエフとの連帯から手を引いているようだ。

もちろん、これが英米両国による決定的な決定だとは受け取れないが、少なくとも年末まで生き延び、聖シルベスターを平和に祝いたい私たち全員を勇気づける、正しい方向への動きである。もちろん、ロシアに対する憎悪の新たな激動が起きて、これらの俳優たちがまた手のひらを返すことになるかもしれない。そしてその間に、ゼレンスキーが9月の国連総会で、自衛戦争を続けるウクライナがロシアに対してこのような兵器を使用することを支持する決議案を採決するよう訴える計画を支持する可能性もある。このような決議案が可決されれば、法的な重みはないが、国務省の浅はかな人格者たちが外交政策や軍事的勝利と勘違いするような広報クーデターとなるだろう。

時が解決してくれるだろう…。

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