ギルバート・ドクトロウ「キエフ、ロシア軍への攻撃強化を計画」


Gilbert Doctorow
August 19, 2024

ブリュッセル時間15時30分(東部夏時間9時30分)、インドのプレミア英語グローバル放送局WIONのニューヨーク支局の主任司会者と一緒に、キエフが英国で緊急に求めていると言われるミサイルについて生放送で議論できたのは、とても嬉しいことだった。WIONによると、ウォロディミル・ゼレンスキーは、これが戦争のゲームチェンジャーとなるため、より多くのストームシャドウ長距離空対地ミサイルの納入が必要だと主張しているという。

私の回答は、ストームシャドウはキエフによって1年以上前に初めて配備され、ロシアの防空網を突破することに時折成功しているに過ぎないというものだ。HIMARSと同様、ロシアは破片やほぼ完全な戦利品の調査を含め、これらの兵器を綿密に研究し、その結果、効果的な対抗策を考案してきた。

真のゲーム・チェンジャーとなりうるのは、前述の兵器システムではなく、射程400kmのバージョンと射程900kmのバージョンがある、JASSMとして知られる米国のステルス・ミサイルである。JASSMの導入はこの戦争を変えるかもしれないが、キエフやワシントンが意図する方向ではない。もしウクライナがF-16に搭載して使用するためにこのミサイルをウクライナに引き渡せば、このページの過去2回のエッセイで指摘したように、ロシアの核兵器による対応を引き起こす可能性がある。

gilbertdoctorow.com