トランプ氏、自身の「最大の過ち」を告白

前米国大統領は、ホワイトハウスの行政に「不適格または不誠実な」人物を登用したことを認めた。

RT
26 Oct, 2024 15:00

前米国大統領で共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏は、ポッドキャスターのジョー・ローガン氏に対し、2017年から2021年までホワイトハウスにいた間に人事上の決定を何度も間違えたことが「最大の過ち」だったと語った。

土曜日のジョー・ローガン・エクスペリエンス・ポッドキャストでトランプ氏は、自身の大統領職は「素晴らしい」ものだったと強調したが、周囲に違う人物がいたらもっと良くなっていたかもしれないと指摘した。

「私が犯した最大の過ちは、私が選ぶべきではなかった数人を選んだことだ」と同氏は語った。

ローガン氏からネオコン(新保守主義者)のことを言っているのかと聞かれると、同氏は「そうだ、ネオコン、つまり悪い人、あるいは不誠実な人だ」と答えた。

「今日は彼らについて少し読んでいる。ケリーのような、いじめっ子だが弱い人だ」と同氏は語った。トランプ氏の元首席補佐官ジョン・ケリー氏は最近、いくつかのインタビューで、在任中、78歳の最高司令官が非公式にヒトラーを称賛し、ナチスドイツの悪名高い指導者は「良いことをした」と「一度ならず」語ったと主張した。

トランプ陣営はこの主張を完全に否定しているが、民主党候補のカマラ・ハリス氏はこの機会を利用して、共和党のライバルを「ファシスト」で独裁者になりそうな人物と名指しした。

トランプ氏はポッドキャストで、自分のもう一つの疑問の余地のある選択は、極右派のジョン・ボルトン氏を国家安全保障問題担当補佐官に任命したことだと振り返った。「ボルトンはバカだったが、私にとっては素晴らしい存在だった」と同氏は語った。

「彼は変人で、私が国と交渉しなければならないたびに、私の後ろにこの変人が立っているのを見て、彼らは『ああ、トランプは彼と戦争するんだ』と言った」と同氏は語った。ボルトン氏は「(1990年に)愚かにも中東に進出したとき、(米国大統領ジョージ・H・W・)ブッシュ氏と一緒にいた。彼らは決してそんなことをすべきではなかった。私は民間人としてそう言っていた」と付け加えた。

トランプ氏は2019年9月、18か月の任期を経てボルトン氏を解雇し、「(同顧問の)提案の多くに強く反対した」と述べた。
ボルトン氏は今週初め、CNNに対し、ケリー前首席補佐官の主張について語り、来月の選挙でトランプ氏が勝利すれば米国にとって「危険」になると警告した。

しかし、ボルトン氏は前大統領が「ファシスト」だという非難を否定した。このタカ派によると、ファシストになるには「哲学を持たなければならない。トランプ氏にはそれができない」という。

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