バイデン支持派の別の新聞が「ハリス氏への支持を拒否」

USAトゥデイはどちらの大統領候補も公式には支持しないと表明した。

RT
29 Oct, 2024 07:50

11月5日の大統領選挙が近づく中、USAトゥデイは、カマラ・ハリス氏もドナルド・トランプ氏も大統領候補として支持しないと発表する3番目の大手米国メディアとなった。2020年、同紙は現リーダーである民主党のジョー・バイデン氏を支持した。

同紙は代わりに、「読者に重要な事実と、情報に基づいた決定を下すために必要な信頼できる情報」を提供することに重点を置くと、スポークスマンは月曜日にデイリービーストに語った。

2020年、約13万人の印刷版購読者と数百万人以上のオンライン購読者を持つUSAトゥデイは、当時の大統領ドナルド・トランプ氏ではなくバイデン氏を支持し、民主党のバイデン氏は「動揺した国家に平静と有能さの港」を提供し、「トランプ氏が在任中に政府に引き起こしたとされる破壊を修復するのに適した立場にある」と主張した。

今年、どちらの側にも立たないことで、USAトゥデイはワシントン・ポスト紙とロサンゼルス・タイムズ紙の例に倣った。 40年近く候補者を支持し、2016年のトランプ氏の当選後に「民主主義は暗闇の中で死ぬ」というスローガンを掲げたことで知られるワシントン・ポスト紙は、今回の動きは「原点回帰」の願望によるものだと主張した。

同紙のオーナーで億万長者のジェフ・ベゾス氏は、この決定を「原則的」と呼び、「大統領の支持は選挙の結果を左右するものではなく、むしろ「偏見の認識を生み出す」ものだと主張した。

ロサンゼルス・タイムズ紙のオーナー、パトリック・スーン・シオン氏は、民主党候補のハリス氏を支持するという編集委員会の提案を拒否し、混乱した選挙の年には推薦しないという決定の方が分裂を少なくするだろうと述べた。これにより編集委員会の3人が辞任した。

しかし、2020年にバイデン氏、2016年に元国務長官のヒラリー・クリントン氏を支持したニューヨーク・タイムズ紙は、その立場を貫いた。同紙の編集委員会は9月、ハリス氏を支持し、「大統領にふさわしい唯一の愛国的な選択肢」と呼び、一方でトランプ氏は「大統領にふさわしくない」と主張した。

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