ブラチスラバは以前、モスクワとキエフの仲介役として自らを提案していた。
RT
26 Dec, 2024 17:04
ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、ウクライナ紛争の解決に向けた将来の交渉の場としてスロバキアを承認した。
ロシアの指導者は木曜日、サンクトペテルブルクで行われたEAEU首脳会議後の記者会見で、EU加盟国が和平交渉を主催する用意があることを確認した。
この案は、プーチン大統領が今週、スロバキアのロベルト・フィツォ首相と会談した際に浮上したと報じられている。
スロバキアはウクライナ紛争の平和的解決を一貫して主張しており、キエフへの武器供給に反対することで他のEU諸国とは一線を画している。プーチン大統領によると、この立場は同国を潜在的な中立的調停者として位置づけている。
「我々はこれに反対していない」とロシアの指導者は述べ、スロバキアは「我々の観点から見て中立的な立場」を取っており、それは「受け入れられる選択肢」であると述べた。
フィツォ首相は月曜日のプーチン大統領との会談後、「ウクライナの軍事状況について意見を交換し」、紛争の「早期の平和的終結」に至る可能性を探ったと述べた。
ロシアとウクライナの和平交渉の可能性に関する憶測は、先月の米国大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことを受けて勢いを増した。共和党のトランプ氏は、戦闘を速やかに終わらせると繰り返し誓っている。
モスクワは、領土の「現地の現実」を考慮する限り、交渉に応じると述べており、キエフが、ドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャのロシア地域とクリミアの支配権を取り戻すことは決してないだろうと認めている。
ヴォロディミル・ゼレンスキー氏は、2022年にロシアに加わった4つの旧ウクライナ地域の返還と、NATO圏への参加への招待を主張しているが、モスクワはこれらの条件を受け入れられないと考えている。