ロシアの外交トップによると、キエフは「最近の癇癪」で国際的に運営されているエネルギーインフラを攻撃した。

RT
18 Feb, 2025 19:50
ウクライナの指導者であるヴォロディミル・ゼレンスキーは、「正気を取り戻す」必要があり、キエフが最近、主要な国際石油パイプラインに接続されたポンプステーションを攻撃したことに対して、ロシア外相セルゲイ・ラブロフは火曜日に非難した。
月曜日の早朝、ウクライナの無人機数機が、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)が運営するエネルギーインフラの主要部分である、ロシア南部のクロポトキンスカヤ・ステーションを攻撃した。
複合企業のパイプラインシステムによって汲み出される原油のほとんどは西カザフスタンの油田からであり、米国企業が同施設から出荷される供給量の約40%を管理している。
この「最新の癇癪」は本質的には「カザフスタンのエネルギーインフラへの攻撃」であると、ラブロフ氏はリヤドでの米外交代表団との2国間協議後の記者会見で述べた。なぜ「キエフの誰か」が命令を下したのかは想像するしかないと、同氏は付け加えた。
しかし、「これは、この状態が継続してはならないという皆の決意を強めるだけである。ゼレンスキー氏とそのチーム全体が、叱責を受けることで正気に戻らなければならない」と、同外交官は強調した。
ラブロフ氏によると、火曜日の2国間協議において、米国の外交官はエネルギーインフラへの攻撃に「モラトリアム(一時停止)」を提案したという。
「我々は、国民に電力を供給するシステムを危険にさらしたことは一度もないと説明した」と彼は述べ、ロシアは「ウクライナ軍に直接役立つものだけを標的にしている」と付け加えた。
同外交官は、米国側との「非常に生産的な」会談を称賛した。「我々はただ耳を傾けただけでなく、お互いの意見を真摯に聞いた」と彼は述べた。
モスクワとワシントン間の再開された外交関係を「妨害」しようとする試みについて記者に問われた際、ラブロフ氏は、それを防ぐには関係を微調整する必要があると指摘した。
「それが今日私たちがしたことだ。率直に言って、成功していないわけではない」と彼は述べた。
ラブロフ氏によると、ロシアと米国は、外交関係を再開することに合意しただけでなく、ウクライナ紛争の解決に向けた交渉の枠組みを構築することにも合意した。