「パキスタンは停戦を要請せざるを得なかった」ーインド大使

インドのヴィナイ・クマール大使は RT に対し、イスラマバードが敵対行為を停止したのは、米国の仲介ではなく、インドのテロ対策措置によるものだと述べた。

RT
14 May, 2025 17:21

インドのテロに対する寛容さとパキスタンの動きに対する対応力が、4日間にわたる激しい戦闘の後、南アジアの隣国間の停戦につながったと、ヴィナィ・クマール駐ロシア・インド大使がRTの独占インタビューに答えた。

「我々はテロ攻撃に対応したが、パキスタンは事態の深刻さを理解する代わりに、エスカレートすることを決めた」とクマールは述べ、インドは隣国からのエスカレーションの試み「すべて」に対抗したと付け加えた。

「ようやく10日(5月)、パキスタンは自分たちが間違った道を進んでいることに気づき、軍事作戦本部長から電話があり、停戦を申し出てきた。インドがパキスタンのせいだと非難した、インド連邦直轄地ジャンムー・カシミールでの4月のテロ攻撃は、エスカレートに先立ち、国際社会から広く非難された。」

ニューデリーとイスラマバードが停戦を発表する前から、ドナルド・トランプ米大統領は、ワシントンが停戦を仲介したと述べていた。月曜日、トランプ大統領は記者会見でこの主張を繰り返し、停戦を仲介したのは自国の政権であり、停戦は続くと確信していると述べた。

しかし、クマールは、敵対行為は当事者によって直接解決されたと述べ、トランプの主張と矛盾するように見えた。「あの停戦は......2人のDGMO(軍事作戦部長)が話し合った結果、双方向で合意に達したことはご存じでしょう」と大使は述べた。「だから、我々はいかなる第三者の仲介も望んでいない」と付け加えた。

大使はまた、インドのナレンドラ・モディ首相の立場として、ニューデリーに関する限り、ニューノーマルとは、あらゆるテロ行為に対して、インド独自の条件に基づいて適切な対応をとることであり、核による恐喝は容認せず、テロを支援する政府とテロリスト自身との間のいかなる差別化も認めないという立場を繰り返した。

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