プーチン大統領「『黄金の10億』諸国は他国を搾取」-第1回ロシア・ラテンアメリカ国際議会会議


Sputnik International
2023年9月29日

現代の信用関係は、『黄金の10億人』の利益にのみ奉仕し、彼らの世界における地位を悪用するような構造になっている、とロシアのプーチン大統領は金曜日に述べた。

世界における現代の金融信用関係は、いわゆる『黄金の10億人』の利益にのみ奉仕するように構築されている。彼ら、この『黄金の10億人』、より正確には『黄金の10億人』の国々の指導者たちは、世界のほとんどすべての国々を搾取している。プーチンは、ロシア・ラテンアメリカ国際議会会議において、「彼らは、技術、情報、金融の両面でその地位を悪用している」と述べた。

現代の信用関係の構造を変える必要があると大統領は付け加えた。

プーチン大統領は、「ロシアは、ラテンアメリカ諸国と二国間および国際的な枠組みの中で協力関係を発展させる用意がある」と強調した。

「我々は、ラテンアメリカの統一性と多様性を支持し、現在も支持している...我々は、二国間ベースでも、ラテンアメリカ地域の統合組織、ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体(CELAC)、我々のアメリカの人民のためのボリバル同盟(ALBA)、南部共同市場(メルコスール)と緊密に協力して関係を構築する用意がある」と大統領は強調した。

プーチン大統領は、ロシアは上記の構造体がユーラシア経済連合(EEU)と実際的な関係を築き、貿易政策、関税規制、投資促進、技術移転の関連問題で協調することを支援すると付け加えた。

さらに、プーチン大統領は、ラテンアメリカ諸国は「主権と独立した外交政策を追求する」ことを望んでおり、世界政治において主導的な役割を果たすだろうと指摘した。

「この地域の国々に対する我々の友好的な態度は、我々が常にラテンアメリカ諸国を支援する用意があるという事実に反映されている」とプーチン大統領は述べ、モスクワは緊急事態や犯罪との戦いにおいて支援を提供する用意があると付け加えた。

第1回ロシア・ラテンアメリカ国際議会会議は、金曜日に開幕、月曜日まで続き、ラテンアメリカ諸国の半数以上の代表が参加する。

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