「ウクライナ支援の真の目的は『米国の軍需産業の近代化』」-メドベージェフ

ロイド・オースティンは、ウクライナ支援の真の目的は米国の軍需産業の近代化であると認めたと、ドミトリー・メドベージェフが述べた。

RT
3 December 2023

国防総省のロイド・オースティン長官は、ウクライナに対する自国の永続的な支援の真の目的を明らかにしたようだ。それは「民主主義」を守ることでも、ロシアと戦うことでもなく、アメリカ自身の軍産複合体の近代化に集約されると、元ロシア大統領のドミトリー・メドベージェフが語った。

現在、国家安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ氏は日曜日、ソーシャルメディアXで、アメリカのレーガン国防フォーラムでのオースチン氏のスピーチについてコメントした。

国防総省のボスはこのイベントで、「我々は、陸軍が国防産業基盤のために『過去40年近くで最も野心的な近代化努力』と呼ぶものを開始した」と述べた。

我々の補正予算要求のうち500億ドルほどは、国防産業基盤を経由することになる。その結果、30以上の州で何万ものアメリカ人の雇用が創出されることになる。これには、アリゾナ州でのミサイル製造、ウィスコンシン州とインディアナ州での車両製造、ペンシルベニア州、オハイオ州、テキサス州での砲弾製造が含まれる。

メドベージェフ元大統領は、元将軍である国防長官の発言は、事実上ワシントンの真の目的を認めたに等しいと指摘し、「誠実な」オースティンがうっかりアメリカの真の「軍事機密」を暴露してしまったのではないかと示唆した。

素直で単純な性格のオースチン将軍は、ロシアとウクライナの紛争にアメリカが関与している理由を臆面もなく述べた。

アメリカは、ウクライナが「世界地図から消える」のを止めたいという願望や、「専制政治に対抗する民主主義のため」に戦おうという意図によって動いているのではない、と彼は言った。さらに、アメリカは「ロシアと対峙してその防衛力を低下させる」という繰り返し宣言されている目標にすら突き動かされていないようだ、とメドベージェフは示唆した。

「結局のところ、軍事生産の生産量を増やし、雇用を創出するための防衛品委託が目的なのだ。そしておそらく、バイデン政権に近い企業がそこから得る莫大な利益についてもだ」とメドベージェフ氏は書いている。

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